専門家が奨める正しいオナニーのやり方とは？
自分のペニスを指や道具で刺激するオナニーは、いくつかのパターンに分類される。効率の良いオナニースタイルとは一体どれなのか。オナニーに医学的なアプローチを試みる研究者たちに、その作法について話を聞いた。
◯自分の手を使う３つのオナニーその作法とは…
小中学生の少年時代、指オナニーのやり方を誰も教えてくれないが、誰もがいつの間にか覚えて３つのパターンができあがってくる。そして、指オナニーは中高年になってからも同じやり方で行われているのである。
最も多いのは、親指、人差し指、中指の３本を使って亀頭下の敏感エリアを擦るやり方である。次に多いのは5本の指でペニスの胴体を掴んで往来運動をするやり方だという。さらに、表皮の裏筋を指先で摘んだり、弄ったりするやり方が続く。いずれもよく知られたオナニー法だと言えるだろう。
最近はバイブレーターや電動マッサージ器、オナホールなどのオナニーグッズを使用するやり方が若者たちには流行っているようだが、動物人間学研究者の春江次郎氏は指オナニーの大切さを次のように強調した。
「オナニー時間がスピード化しているのは、良いことではありません。道具は指よりも感覚神経終末に与える刺激が強力なため、駆け足で射精＝オーガズムがやってきます。特に、中高年者は100点満点の最高値の快楽を求めずに、80点で我慢するオナニーに心がけて欲しいです」
旧約聖書に登場する「オナン」という男が語源。訳あって体外射精したオナンは、神に命を絶たれて「生殖を目的としない射精は罪」であると強調するため、彼の名前をもじって「オナニー」と呼んだ。日本では、江戸時代はかわつるみ、手淫。大正時代以降はせんずり、自慰と呼ばれたが、キリスト教伝来により「オナニーは悪いこと」という教育が広まる。その後、昭和中期に性文化が多様化すると、オナニーは社会的認知を強めて、現在はセックスレス難民の受け皿となった。
◯オナニーネタを妄想することで脳神経が活性化
春江氏によると、オナニーは快楽や性欲処理だけが目的ではなく、オスとしての性メカニズムを鍛錬する目的もある。海綿体をゆっくりと血流が満たして、古い精子を新しい精子に交換し、性的覚醒中枢をメンテナンスする働きがオナニーにはあるというのだ。
高齢者がオナホールを使う時はゆっくりしたピストンを心がけ、指オナニーの時は裏筋のたるみを２本指で軽く揉むやり方を、性愛学研究所の所長・林まさる氏は推奨する。
林氏は「中高年のオナニーには脳の記憶を甦らせる過去の体験や空想をオカズにすること」も強く勧めている。大好きな女性との初セックス、もう一押し出来なくて挿入できなかった女性のことなどを頭に浮かべると広範囲に脳神経が活性化されて脳の老化予防になり、痴呆や認知症のリスクを軽減することができる。
明日10月30日（日）配信のオナニーレポート後編では、実際に健康オナニーを実践している中高年男女の実態を、具体的な実例を交えてお送りします！！
（記事引用元＝ズバ王10月号）
