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山本晋也カントクロングインタビュー(前編)「女がこうフッとね、身体を預けてくる瞬間、あの瞬間の歓びは無上のもので、男はそのために生きているようなものなんです」

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◯素人カップルの性交の様子を中継

――カントクが今まで見聞きしてきた中ではどうですか? 80年代とか、ド派手で凄かったと思いますが。

「たとえば東名の横浜インターからほど近いところに、スワッピング専用と言われたラブホテルがありましてね。『トゥナイト』で取材させてもらったことがあるんですよ。ベッドルームがふたつあって、その真ん中にバスルームという造りで、ごく普通のサラリーマン夫婦と、独身男を連れた主婦というカップリングで、それぞれがパートナーを変えて、それぞれの目の前でまぐわっちゃうのには驚きましたね。裸の主婦にマイクを向けて『ご主人ヤってますけどいいんですか』って聞いても、『別にわかんなーい』って。一体どういう風にカミさんを説得したのか疑問でダンナにも聞いてみたんだけど、こっちも『いやごく自然に』なんて言う。当時は『オレンジピープル』なんてスワッピング専門誌が密かなブームになってて、編集部には月に1000通もの手紙が送られてきていた。相手が欲しいとか、妻を交換しないかって、タンスの前でカミさんを裸にした写真を自宅住所付きで募集したりね。そんな愛好家が3万人とか5万人とかいう時代だったんです」

――個人情報やストーカーなどで規制されたり、トラブルになったりしなかったのですか。

「う~ん、あったのかも知れないけれど、聞きませんでしたねえ。当時は素人告白がブームで、世の中がそれを受け入れていたというと大げさだけど、まあ、そういうのもあるのかというくらいのゆとりはあったかもしれない。駒込の『アルパ』というラブホテルにしけ込んでいる男女の部屋にお邪魔して、『自慢の彼女をポラロイドで 撮影して』という突撃インタビューが受けてね。ポラロイドカメラを渡すと、ほとんどの客が『撮りました』って、バスタオルにくるまって微笑むセミヌードから、女があえいでいる表情に生々しく迫ったプロ顔負けの写真を持ってくるんだから。『トゥナイト』の視聴率がハネ上がって、調子に乗ったディレクターが『ビデオカメラを渡してセルフAVを撮ってもらってください』と言いだして、ためしにお願いしたら、それもOK。さらに鼻息を荒くしたディレクターが『こうなったらカントク、部屋に入っちゃって実況しちゃったらどうですか』って。応募したら抽選するくらい集まってね、情交まで見せるっていうんですよ。取材の最後に布団をバッとはぎとると、キャーッってことになるんだけど、男の指が濡れたアソコを撫でていたり、それぞれ個性があって面白かったですよ」

―明日5月4日配信のインタビュー後編に続く―

 

(聞き手・長昭彦)
(記事引用元=ズバ王

 

 

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