『ムッチリーナ…AV界の錬金術師が生み出す進化系』~伝説デザイナーのAVジャケット時評

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ムチムチパイパンボインボイン♡ Hカップ爆乳の居酒屋アルバイト ナナちゃん19歳』(ケートライブ)

雑誌版『デラべっぴん』の伝説企画“オナマイド”を生み出した名デザイナー・ほうとう氏が選ぶAV秀逸パッケージ♡

ムッチリーナ”…AV界から生まれた新しい言葉になるか!?

今回も心底、ホレボレするようなジャケットを見つけました。実は、この「AV時評」の連載を依頼される以前から「ここのジャケはスゲエよなぁ」と、秘かに注目してきたメーカーさんがありまして、それが今回とりあげるケートライブさんです。

こちらのAVジャケットは、どれもこれもが、女性の肉体美の見せ場、見せどころを解っているんです。しかも、そのセンスは異常発達して、マニアックでフェティッシュな眼差しとなり、最終的には、女性のカラダを“モノ的”に捉えているんですね。

この、“女体をオブジェ的に捉えるというクールでニヒルな即物感は、かつて雑誌版の『デラべっぴん』で、「オナマイド」とか「フォト劇画」「濡下着」「ボディペインティング」といった企画ページのデザインを10数年間、一手に引き受けてきた僕としては、たいへんな親近感や、ある種の安らぎを覚えるのです。

いままでこの時評でとりあげてきた、女の子の清潔感や清純さを全面に表現したジャケは、主演の女性に声をかけることさえ躊躇われるような神聖なオーラ演出していました。これらは、雑誌『デラべっぴん』で例えるならば、“巻頭グラビア”にあたりますが、それに対して、ケートライブさんのジャケットは、その対極にあたる、“ザッツ・デラべっぴん”とでもいうべき、狂気をはらんだ“エロ企画”ページのようなものなんです。どのジャケットも、女の子が「わたしのカラダ、すきにしていいんだよ!」と、ものすごいエロオーラ、迫力、説得力でこちら側に迫ってくるのです。

これは、肉感的でボリューミーだったり、逆に貧乳でガリガリだったりの、このメーカーならではのキャスティングセンスの妙味にくわえて、やはり、写真の表現力に負うところが大だと思います。主演女性は、大概、極小の衣装? 布切れ? ヒモ? などを身に着けながら、両手は後ろ手にされ、胸も、恥丘も、お尻も丸出しで、異様なまでに誇示しています。その行為への恥じらいと、己のボディの誇らしさがない交ぜになったような、絶妙な微笑を浮かべているところが、たまりません。

さらに、オイルなのか、ローションなのかは解りませんが、ボディの立体感を倍加させる“秘伝のタレのようなものをカラダに塗られ、3Dメガネをかけていないにも関わらず、小さいジャケットからは彼女たちの見事なオッパイや太ももが、こちらにむかって飛び出してくるのです! 痩せてる娘だって、鎖骨やアバラ、腰骨が飛び出します! これには、撮影時のコダワリにくわえて、フォトショップによる頭身バランスの強弱感の演出も、若干加わっているように感じられますが、これがじつに効いているんです。

これらの確立されたクリエイティブのセオリーに基いて作られたケートライブさんのジャケット、僕は全作がスバラシイと思いますが、今回は、先月デビューしたばかりの清塚那奈さんの作品を代表としてあげておきます。

ムチムチパイパンボインボイン3

なにしろタイトルが完璧です。『ムチムチパイパンボインボイン♡ ナナちゃん19歳』。

おもわず『魔法使いサリー』の「マハリクマハリタ、ヤンバラヤンヤン」や、『ひみつのアッコちゃん』の「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン」のように、このタイトルを3回口に出して音読してしまったほどです。

こんな感じです。「ムチムチパイパンボインボイン! ムチムチパイパンボインボイン!」…。

エロジャンルに前例を求めるならば、20年以上昔にリリースされた『ズビズビネチョリンコンという、中野D児監督の大傑作フェチアートビデオの名タイトルに匹敵します。

さらに、レーベル名がまたスバラシイんです! なんと「ムッチリーナ」というんですよ! ケートライブさん、天才だ!