【『DMM』名物酒の席インタビュー 同人AV監督・Dec】「売れてるとか売れてないとか関係なく撮りたい子を選んでます。売上げも女優の人気よりもそのコスプレがハマってるかで左右されることが多い気がします」

安田　しかし、惚れっぽいなー。恋愛体質なの？

Ｄｅｃ　いや、実はまともな彼女って今まで出来たことないんですよ。３年くらい彼女だと思ってた子がいたんですけど、そう思ってたのは自分だけだったとか。もうそれ以来、女の子は遮断してますよ！

大木　そ、そうですか…。

Ｄｅｃ　まぁ、それでなんとか退院したんですが、無職じゃないですか。そうしたら編集者時代に知り合ったカメラマンがＡＶを撮ってるから手伝ってくれと言われて、ＡＤみたいなことをはじめたんですね。その延長でＡＶの監督もやることになったんです。

安田　あ、メーカーの監督もやってたんだ。

Ｄｅｃ　シネマジックで５本ほど撮りました。でも、ＡＶの現場って大変じゃないですか。スタッフいっぱい使わなくちゃいけない。照明さんとか怖いし、言うこと聞いてくれない。

安田　なんで照明さんって、みんな怖いんだろうね（笑）。

Ｄｅｃ　その時に同人ＡＶって世界があるのを知って、ここでやりたいなと思ったんです。ここなら自分の好きなことがやれるんじゃないかと。

大木　いわゆる自主制作ですよね。

Ｄｅｃ　そのカメラマンさんが、自分の現場のついでに撮っていいよって言ってくれたんです。でも一時間しかない。じゃあ、その一時間をノーカットで撮っちゃえ、というので生まれたのが「コスプレ一本勝負」なんです。それなら一時間のＡＶを一時間で撮れる。

大木　だから同人ＡＶなのに、プロのＡＶ女優を使ってるのか。

Ｄｅｃ　最初はカメラマンさんの撮影でキャスティングされた子をそのまま使ってましたからね。でも、そのうち自分で、好きな子を撮るようになったんです。

大木　でも女優によって売れ行きもだいぶ違うでしょう？

Ｄｅｃ　売れてるとか売れてないとか、ツイッターのフォロワー数が多い少ないとか関係なく、自分が撮りたい子を選んでます。売上げも、女優さん自体の人気より、そのコスプレがハマってるかどうかで左右されることが多い気がします。

安田　Ｄｅｃ君は、女優の受けがすごくいいんだよね。

Ｄｅｃ　女優さんが帰る時に、「一本勝負の撮影、楽しかったな」って思ってもらえるような現場作りは最初から考えてましたね。自分が本当に好きな子しかキャスティングしないから、喜んでもらいたいんですよ。ＡＶ女優やっててよかったなって、思わせたいんですよね。

安田　メジャーなメーカーで撮りたいとか思わない？

Ｄｅｃ　やってみたいと思いつつ…でもやりたいことは出来てます。ＡＶでもやりたくてやってる人は少ないと思うんですよ。そういう意味では自分は幸せだと思いますね。