社風は「我が道をイク〜」“オンリーワン”のメーカー【セレブの友 】
代表プロデューサー・白水力の業界独り言コラム 第4回
脱げば稼げる甘い時代はとっくに終わった！プロ女優には女優であり続ける理由がある
前回は男優さんについて書きましたが…。
知りたいのはやはり、王道でいうなら女優さんのことになるんでしょ〜か？
よく聞かれます。
「監督は女優さんとプライベートでお付き合いはあるんです？」
一切ありません。
女優さんのことというより、僕の身の回りのことですが…(。-∀-)
ちなみに、真面目に話をすると誘われたことはあります。
そして撮影あとなど食事やお酒を飲んだこともあります。
ただし、そこまで!!
かなり真面目に答えると、そこについてはプライベートと仕事は一切ごった煮にしたくないというのが答えになります（キッパリ！）
普通の職場でいうなら、社内恋愛的なことはしません…本音です。
かっこよく聞こえる、偽善を言っていると思う人もいるかもですが本当にありません。
なぜならば!!
そこには、ときめきや愛が生まれてないからです。
すべてはお互いに仕事の関係からはじまっているからです!!
もしかしたら、出会いが違っていたらトキメいた人はいるかもしれませんが…
僕が考えるに、女優という職業を勘違いしている人がまだまだ世の中にたくさんいるような気がします。
これはAV業界についてもそうです!!
インターネットの普及により、AV業界とは意外に健全で、Twitterなどでもよくスタッフの姿を写真でみたりすると思いますが…いたって普通で、メーカーなどもちゃんとした会社であるとこがほとんどといっておきます。
ただし、記憶が薄くなりましたが、女優を騙して犯罪のようなものを撮影したバッキー事件や、一部出来の悪い男優による未成年者とのやってはいけない交際など…くだらない奴等のせいで真面目にやっているメーカーや制作会社、プロダクションは色眼鏡でみられることも、いまでもしばしばあるのも事実です…。
女優さんへの道
たしかにお金というものは切っても切れません。
しかし、ひと昔前よりも、自分を演じたい、可能性を試したい、またインターネットなどで女性も簡単にAVを見れる時代になってきてますから、お金よりも、自分の妄想や願望を現実にしたい。有名になりたい。いいセックスをしたい。
など、お金の目的よりこっちのほうの目的が強くなっているのも事実。
僕はとっくのとうに業界20年を越えて完全に古株になりました。
昔はなんとなくで業界入りや、海外旅行に行きたい、ブランドものがほしいなど…かなり安易の考え方の女性も多かったのですが、いまはまったく違うでしょ〜。
もちろん、昔と変わらず金銭的な理由…不況によりこの業界に飛び込む女性もいますし、かなり切羽つまった女性も変わらずいます。
こんな統計があります…今から数年前のデータです。
都内在住の16歳以上の女性で、なんらかの形で裸になりお金を得たことのある女性は、なんと…68人に1人はいるそうです。
しかし…これには援助交際などや非合法なことも含み、業界にいる立場のものとしては一緒にしてほしくないというのも本音ですが…。
今AV業界はかなり急速に変わってます。裸になれば稼げる、エッチをすれば稼げる、少し可愛ければ稼げる…そんな甘い時代はとっくのとうに終わっています。
生き残っている、プロとして継続している女優にはそれなりの理由があるわけです。
普段オープンにしていない、ユーザーには見えないところでたゆまぬ努力をしている女優もたくさんいるというのもわかっていただきたい。
あっ!? ちなみに…努力
「オンナ」の、「マタ」の、「チカラ」…と書きますね。
しかし、努力をしても報われない女優もいるのも事実です。
おそらく、若い女優から年配と言われる女優まで含めて、向き不向きがあるように思います。
ナチュラルにエロスを魅せる…本人は意外に気がついていなくても魅せている…そんな女性が業界でカリスマ的な存在になる女優なんだと思います。
そこに、たゆまぬ努力が加われば不動の地位を築きあげ、女優からの卒業をして次のステップにいく人もいるのでしょう。
けっして…AV女優という職業を蔑んで見ないでください。
みなさんが楽しんでいるAVというのは、そんな女優さんの人間的な部分もあると少しだけわかってほしいです。
僕も現役であと何年撮影現場に立ち会うのかわかりませんが…いい作品創りのためにもいい女優がドンドン育ってほしいと思います。
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