【中山ふみか「月で逢いましょうvol.77」ライブレポート！】歌唱力に表現力も加わったライブで最強のパフォーマンスを発揮！　こみ上げる情熱が抑えきれず涙を流しながら熱唱！

中山ふみか「月で逢いましょうvol.77」ライブレポート！

2021年12月にミルキーポップジェネレーション（以下、ミルジェネ）ライブに初登場し、その圧倒的な声量と歌唱力で聴く者を驚かせた中山ふみかちゃん。それから回を重ねること5回！　7月13日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで「月で逢いましょうvol.77」に登場しました。

前回のライブレポートはこちら　

【中山ふみか「月で逢いましょうvol.67」ライブレポート！】迫力ある歌声に加えキュートで優しい歌唱も初公開！　変幻自在のパフォーマンスを見せ、さらなる高みを目指す！

今回もピアノに平方元さん、ギターに福田正人さんを迎え3人でライブを盛り上げました。

ファンの拍手で迎えられたふみかちゃんはステージに立つと、「緊張がすごすぎる」と呟きます。今回で5回目のワンマンライブですが、その気持ちを持続させているところがステキです。

ふみかちゃんのライブの特徴はMCが少なく、次々と楽曲が展開。ライブ本来の醍醐味を楽しむことができるのです。

1曲目は『はじまりはいつも雨』（ASKA）を優しい声で、続けて『鱗』（秦基博）を伸びのある、しなやかな声で歌ってくれます。ここで挨拶を挟み、『ギラギラ』（Ado）を力強く、曲のタイトル通りギラギラとした感情をむき出しに、『永遠のあくる日』（Ado）を情感たっぷりと表現してくれました。

曲後は自己紹介とバンドメンバー紹介した後、「4曲を立て続けに聴いていただきました。1曲目は『はじまりはいつも雨』、2曲目は『鱗』、3曲目は『ギラギラ』、4曲目は『永遠のあくる日』となっていて、いままで1回は歌ったことがある曲をもう1回歌わせていただきました。前に1回聴いていただいているので、自分的にそれを超えられていたら嬉しいです」とMC。

これまでのライブで歌った曲ですが、前回のパフォーマンスを超えることはもちろん、新鮮な感じもするので、ファンもその歌声に惹きつけられます。

ライブ中盤は『Sunshine Girl』（moumoon）、『明日への扉』（I WiSH）、『とびら開けて』（神田沙也加・津田英佑）、『I WISH』（モーニング娘。）を連続で歌います。

『Sunshine Girl』は夏らしくポップに、『とびら開けて』は平方さんと息の合ったデュエットで、そして人生賛歌の『I WISH』では大粒の涙を流しながら熱唱。その姿に会場全体が感動に包まれました。

曲後は、「ああ、悔しい泣いちゃった・・・。子役をやっていた時代があって、オーディションを受ける時、自由曲を歌ってくださいという課題があったんです。人生で初めて知らない人の前で、この『I WISH』を歌わせていただいたんですけど、当時は（オーディションに）落ちちゃったんです。
なにかがあった時は思い出し、歌詞も大好きなので選んだ曲です。今日ここであらためて歌えたことが嬉しくなりました」と同曲にかけた思いを伝えてくれました。

ここで次の歌に行こうとしますが、なかなか涙が止まらないので平方さんがジョークを交えて話題を変えます。こういうチームプレイがバンドの素晴らしさなのです。

すると、気持ちを切り替えたふみかちゃんは、「ここまでもう8曲を歌ったの。ということは次でラストなの」と言うと、ファンからは「え～！」と惜しむ声が上がります。

そして、「気合を入れます。最後は予告していたので、感づいていた人もいるかもしれないですけど『眠り姫』（如月千早）を歌います。この曲も前を向ける曲です。歌います！」と気合を入れなおして同曲を荘厳な雰囲気で歌ってくれました。

これが最後の曲でしたが、感動と熱気に包まれた会場からは拍手が鳴りやまず、アンコールの声を受けてステージに再登場。

大きな拍手に押されたふみかちゃんは笑顔で登場し、「緊張した」と言い深呼吸。続けて、「中山ふみかのミルジェネライブを何回も観てきた方は『パワー系をやらないのか』って思っているでしょうね(笑)。最後はみんなで盛り上がってもらえたらいいなと思います」と『初恋サイダー』（Buono!）でラストを盛り上げます。