未歩なな「月で逢いましょうvol.112」ライブレポート！
精力的にライブ活動を行っている未歩ななちゃんが、7か月ぶりにミルキーポップジェネレーション主催のライブ「月で逢いましょう＃112」に登場しました。
2月20日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで開催されたこのライブは、会場が身動きできないほどの超満員となり、リモート鑑賞のチケットも絶好調！ 爆発的な人気を見せました。
ライブ開始前に登場したななちゃんは、「こんにちは」と気さくに挨拶し、ファン一人一人の顔を確認する姿勢が印象的でした。こうしたファン想いの姿が、彼女の人気の秘訣と言えるでしょう。
1曲目は『ハッピー☆彡』（月島きらり starring 久住小春）を明るく元気よく歌い、早くも会場は大盛り上がり。続けて『LOVE 2000』（hitomi）をはちきれんばかりの笑顔で歌い、『浮気したらあかんで』（コレサワ）ではキュートな乙女心をポップに表現しました。
MCでは「みなさん改めまして『月で逢いましょう』ライブにお越しくださりありがとうございます。なんと今回は6回目です！」と語り、ファンからは驚きの声が上がりました。デビューから間もないと思われていた彼女ですが、早くも6回目の『月で逢いましょう』登場となり、同ライブには欠かせない存在へと成長しています。
続けてバンドメンバーの平方元さん（キーボード＆コーラス）と福田正人さん（ギター＆コーラス）を紹介。いつもヴォーカルを盛り上げてくれる2人です。
今回の衣装テーマは「平成チック」で、髪型は漫画『NANA』の登場人物・ハチを意識したそうです。
さらに、3曲目の『浮気したらあかんで』にちなんで、「みなさん、歌でも言いましたけど、浮気はダメですからね」とファンにかわいく釘を刺しましたが、ななちゃんのファンは決して浮気はしません！
4曲目はギターを弾きながら『ひとりごつ』（ハチワレ）を歌い、ほのぼのとした空気が会場に漂います。打って変わって5曲目は『ずっと好きだった』（斉藤和義）、6曲目は『ぎゅっと。』（もさを。）とラブソングを甘く、それでいて力強く歌い、ファンを魅了しました。
これらの選曲理由について、ななちゃんは「バレンタインも近かったので、ちょっと『好き』をテーマに曲を選んでみました」と語ってくれました。
続いての曲に入る前に、「最初のワンマンライブから尾崎豊さんの曲を一生懸命歌っていて、ずっと歌いたかった曲があったんです。中途半端な感じで歌ってはダメな曲だと思っていたんですけど、歌いたい気持ちが勝って、頑張って歌いたいなって思っております」と語り、尾崎豊の隠れた名曲『Forget-me-not』を切なく、思いの丈をぶつけるように熱唱。この時、配信映像はモノクロに変わり、曲の雰囲気を演出してくれました。
ちなみに、ななちゃんが所属する事務所には尾崎豊さんファンの女優が多く、いつか「尾崎ナイト」を開催してほしいものです。
8曲目は『きっかけ』（乃木坂46）を前向きに歌い、ファンを勇気づけました。曲後には「歌詞がすごくいいので、ぜひ確認してみてください」とコメントし、最近の葛藤を口にしましたが、ファンを目の前にすると頑張る気持ちが湧いてくることを告白。そんな繊細なななちゃんだからこそ、応援したくなるのです！
そして、気合を入れ直すために「みなさん盛り上がっていますか！？ 声を出せますか！？」と呼びかけると、会場にはサイリウムの花が咲きました。その声援を受けて、ななちゃんがメンバーのMi LUNA from お月ちゃんのうたのオリジナル楽曲『You and Moon』を元気よく歌ってくれました。会場には他のメンバーたちも応援に来ていたので、ななちゃんにとっては何よりも心強かったことでしょう。
ライブもいよいよ佳境に近づき、ななちゃんの代名詞でもある『ファンサ』（mona）で会場は大爆発！ いつものように歌詞を「nanaビーム」に変え、愛の光線を送りました。
盛り上がったあとは「楽しい時間はあっという間なので、まさかあと2曲です」と言うと、ファンからは「え～～！」という声が上がります。ここで再びギターを抱え、『明日も』（SHISHAMO）を軽快に歌い、ラストはななちゃんのオリジナル楽曲『小悪魔ダーリン』を愛らしく歌うと、ファンもラストスパート！ サイリウムが激しく振られ、「オイ！ オイ！」の掛け声が飛び交い、大団円を迎えました。
2022年10月に初のワンマンライブを行ってから2年数か月。ライブ内容、観客動員ともに確実に成長を遂げ、いまや『月で逢いましょう』に欠かせない存在となったななちゃん。
今回のライブでは、その魅力が存分に発揮され、ファンとの絆がより深まったことを感じさせるひとときでした。歌声に乗せた想い、選曲のこだわり、そしてファンを大切にする姿勢が、この日の盛り上がりを生んだのでしょう。
これからも、ななちゃんはさらに輝きを増しながら、多くの人々を魅了していくに違いありません！
（写真・取材：神楽坂文人）
