看板作を捨てた再出発
これは「進化」である!
約20年の歴史を誇るマニアメーカー「マルクス兄弟」が、今年9月13日を境に、メーカー名「MARX(マルクス)」に変えて、再出発する事を発表した。これはリニューアルと言うよりも、進化に近い。
何故なら、同社自慢のローライズ、妊婦モノなどの看板シリーズを一切捨てたのだ。新たなコンセプトは、「どマゾ専門メーカー」。メーカー資料には、次のように解説が記されている。「変態プレイ、飼育願望、奴隷願望、とにかく男に奉仕をしたい等の変わった性癖を持つ女性を、女性の望むプレイで満たす」と—。
第一弾作品は3本発売され、あの一時代を築き、今では人気キカタンの吉川あいみを起用。由緒正しき老舗の割烹料亭の女中である彼女が、ご覧の通りの股間に華を埋けられて、目隠しプレイで女体を開発されて、複数の男に犯されて狂う……。
どの作品も前フリを細かく作りこむことで、絡みのどマゾプレイはより濃く陰湿な仕上がりになっている印象だ。また主演女優は巨乳揃いなのも注目の一つ。本誌では11月発売の水野朝陽主演の現場取材をし、次号12月号に掲載予定だ。全サド男の終着駅は「MARX」なのかもしれない。
(掲載/雑誌「DMM」2016年11月号)