高齢者専門風俗店の急増など、今、シルバー世代を巡るセックス事情は大きな転換期を迎えている。その実態を各業界ごとに大調査!(後編)
※シルバー世代のセックス事情(前編)
年金を風俗でバラまく元気すぎる新シルバー世代
◯人気の昼キャバも中心は高齢層
ヌキありの風俗だけではなく、飲み系のキャバクラでもシルバー世代の利用者が急増中だ。昨今では歓楽街のあちこちで見かけるようになった昼キャバだが、ここまで店舗数が増大したのは、それだけ需要があるから。
つまり、昼間から酒が飲める人間が意外と多いのである。ここまで言えばお分かりだろう。そう、昼キャバは高齢者の遊び場になっているのだ。 「オープン当初の客層は、夜勤帰りとか、週末だと朝まで飲んだ人がそのまま流れてきてって感じでしたね。でも、最近はお爺ちゃんが多いかな。普通に午前中や昼間にお酒を飲みに来ますからね」(昼キャバ経営者)
しかも急激に増え始めたのはここ数年の間で、中心となっているのは70歳前後の、ズバリ団塊の世代である。「年金暮らしで気ままなんですかね。本当に昼はお爺ちゃんばかりですよ。最近は熟女系の30代後半、40代の店もありますからね。60歳ぐらいの年配の方にとっては、ちょうどいい若いコなんじゃないかな」(熟女キャバクラ店員)
年金を貯金して塩漬けにせず、昼キャバで思いっきり遊ぶ。さぞかし不景気な歓楽街にとってはいいお客さんに違いない。だが、その一方で困ったトラブルもあるようだ。 「金払いはいいんだけど、酔うとタチが悪くなる人が多いんです。すっごいプライドが高くて『日本を造ったのは俺たちだ』って、説教ばかり。それに、すぐにキレて暴れる人もいるんですよ」(女性ホステス)
最近の60代や70代はまだまだ気が若い。中には暴力だけではなく、胸を触ったり、スカートの中に手を突っこむセクハラ客も多いそうである。繁華街で遊ぶ場合にはスマートな遊び方を心がけたいものだ。
◯有り余る性欲が介護職に暴走!?
迷惑な男性と言えば、介護の現場でもセクハラ被害が蔓延しているらしい。 「介護してると、お尻を触られたり、胸を触られたりするのはしょっちゅうですよ」(女性ホームヘルパー)
実は、ホームヘルパーのセクハラ被害は根が深い。寝たきりで動けなくなっても、女性への欲は尽きないようで、身の回りの世話をする40代、50代のヘルパーに平気でセクハラするのだ。
「気の弱いヘルパーさんは『セクハラされました』なんて相手のご家族にはハッキリ言えない。恥を欠かされた、侮辱されたって逆にキレられて、職を失う場合もありますからね。結局、誰にも言えないまま、ひとりで悩み苦しみ辞めていくヘルパーが多いんです。サービス業ですから強くは言えないし、お尻とか胸を触られても、冗談のように『こらっ、ダメですよー』なんて子供をあやすような叱り方しかできないんです」
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