【倉木しおり「月で逢いましょうvol.13」ライブレポート！】倉木しおりが念願のソロライブデビュー！ 魂の熱唱をみせソロシンガーとしての地位も確立！ 全9曲を変幻自在の声で魅了！

「月で逢いましょうvol.13」開催！

セクシー女優で結成されるアイドルグループ・マシュマロ3d+ teamメレンゲのメンバーであり、現在、オリジナルソロシングル制作プロジェクトを行っている倉木しおりちゃんが6月8日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで「月で逢いましょうvol.13」をギタリストの福田正人さんと開催しました！

teamメレンゲで着ているフリフリのアイドル衣装とは180度違い、全身黒ずくめの衣装で登場したしおりちゃん。1曲目は『残酷な天使のテーゼ』（高橋洋子）を情熱的に歌いライブはスタートします。

「今日は倉木しおりの初ワンマンライブにご来場いただきまして、まことにありがとうございます。今日はいろいろ初めてのことがたくさんあります。みんなを前に緊張していますが、リラックスした歌を届けるので見守ってください」とまずは挨拶。

続けてギターの福田さんを「今日の相棒を紹介します。すごく歌いやすいギターを弾いてくれるので伸び伸びと歌わせていただいて、歌って楽しいなってあらためて思える経験をさせていただきました」と紹介。

さらに「女優を始めてこんな日が来るとは思わなかったです。新しい倉木しおりを見つけてください」とコメントし2曲目の『The Everlasting Guilty Crown』（EGOIST）に入ります。同曲ではこれまで見せなかった激しい姿を見せファンをひきつけます。曲後は「今日は全部アニソンしか出てきません。全部、私の好きな曲でみんなに聴いてもらいたいと思い一生懸命選曲しました」とMC。

3曲目は『ノイズ』（ミオヤマザキ）をアコースティックギターとともに歌い、4曲目は『For フルーツバスケット』（岡崎律子）をしっとりと歌い、曲後は「歌いながらちょっと泣きそうになってしまいました。感情が入りすぎて歌っていてウルウルしがちなんです」と切ない一面も見せてくれました。

ライブも中盤に差し掛かり5曲目は『ライオン』（May’n 中島愛）を伸びやかな歌声で聴かせてくれ、特に高音部に入るとセクシーに裏返る声は非常に魅力的です。ここまで一生懸命歌ったしおりちゃんは息を切らしながら「だいぶ体力を消耗しました。一気に歌うのって大変ですね」とMC。

その様子を見た福田さんは「歌が引っ張ってくれる。素晴らしいですよね歌が」と言うと会場からは拍手が起こります。そして、イメージトレーニングをしますと一旦、落ち着きを取り戻し6曲目の『廻廻奇譚』（Eve）を煽情的に歌います。途中、拡声器を使いボイスチェンジを試みるなど、新しい手法も取り入れ聴くものを飽きさせることがありません。

最後の曲『Sincerely』（TRUE）に入る前に「早いね、早いね」と名残惜しそうに何度も繰り返します。「今回の選曲の中で一番思いを込めて歌いたいと思っている曲があって、すごく難しい曲で選曲するか悩んだんですけど、調子に乗って入れちゃいました。みんなの心に届けばいいなと思って歌います」と気持ちを伝えます。

MC通り熱い気持ちで歌うと「思いは届きましたか？」とファンに聞くしおりちゃんですが、もちろん会場のファン、そして配信を観ているファンにも届いたことでしょう。

ここで一旦、ライブは終了しますが、アンコールの拍手とともに再びステージに登場。「みなさんアンコールありがとうございます！」と明るい笑顔で応えると、ライブのテーマ曲でもある『Fly me to the moon』で美声を震わせます。

曲後は「本当に最後になってしまいました。9曲って大変だと思っていたけど、あっという間でした。最後の曲になるので私の魂を込めて歌います」と『魂のルフラン』（高橋洋子）を絶唱しライブは終えました。

最後は「こうやってみんなの前でワンマンライブができたことを本当に感謝します」と挨拶。ライブ後には「またやりたいと思いました。今日が始めの一歩になったかなと。これから私の歌をもっとたくさんの人に聴いてもらいたいと思いました。新しいソロデビュー活動もお願いします」と充実した表情で感想を述べてくれました。

これまでのライブ活動ではteamメレンゲの末っ子のイメージが強かったしおりちゃんですが、今回のライブで完全にソロシンガーとしての地位を確立しました。今月末までソロ活動のクラウドファンディングも行っているので、ぜひ支援したいものです。

今後はteamメレンゲでのアイドル活動とソロ活動の2本柱のライブ活動から目が離せない存在となりそうです！

（写真・取材：神楽坂文人）