deraT
maccos

【疑似体験】こんなエロくて切ない“青春時代”が許されるワケがない!……伝説デザイナーのAVジャケット時評

hatopura
wakuwaku1 honey deraT maccos

誰もが持っている、まだウブだった頃の切なくも甘酸っぱいエッチなこと”への憧憬が蘇ってくる素晴らしいジャケットワーク。

雑誌版『デラべっぴん』の伝説企画“オナマイド”を生み出した名デザイナー・ほうとう氏が選ぶAV秀逸パッケージ♡

ウブな学生だった頃の切ない感覚が蘇る!

僕がこの連載で、立て続けに2回も取り上げるという、露骨な贔屓を示したメーカーさんは《身長150cm未満の女の子限定》のメーカーことミニマムさんですが、今回、グラフィック面において彼らのセンスやフィーリングと拮抗しているのではなかろうか、と感じた実にCOOLなジャケットを発見しました。

それがSODクリエイトさんの「青春時代」という新レーベルのデザインワークです。

まず、昨年のクリスマスイヴに発売されたシリーズ第1弾と第2弾のジャケットを、表裏合わせた見開きの状態でトクとご覧ください。

涼海みささんのデビュー作、

と、 西野希さんのデビュー作、

の2作品です。

どちらもジャケットの全面積のうち、約7割を田舎の風景写真が占め、しかも、表面と裏面のモデルさんのメイン写真は完全な着衣状態で、表立った性的要素は皆無、というAVのジャケットにあるまじき暴挙、いや、快挙に打って出ました。

なんとアッパレなメジャー感演出でしょう。

以前、この連載で取り上げた、やはりSOD系列のSOD starさんの『秋葉あかね AV debut』でもそうでしたが、この辺の力技的メジャー感演出(言い換えればハッタリの噛ませ方)の見事さは、SODさんはAV界随一ではないでしょうか?

よく見ますと、どちらも横長サイズの一つの空間に、写真合成によって2人の同一人物が存在しているように見えます。なぜ、このような、SFだったら“タイムパラドックスが生じて、世界が滅んでしまう”ような摩訶不思議な処理を施したのかは不明です。ですが、思いつきではなく、用意周到にカメラマンに指示を出さないと、このような構図を作ることは不可能です

これらは「残像」現象とでも言いますか、この少女を恋する男(僕やアナタ)の目に焼き付いて離れない、ひと夏の恋の映像のようにすら感じられてきます。AVジャケットの歴史始まって以来の不思議なファンタスティックな効果が、ここには現れているのです。

さて、年が明けての1月21日、「青春時代」レーベルは、またもや、涼海みささんと西野希さんのデビュー第2弾を同時リリースします。

冬真っ盛りの1月発売作ではありますが、どちらも避暑地で過ごした夏休みの後、ホームタウンに戻り、制服に身を包んだ高○生としての日常を過ごしている9月の夕方、学校帰りの途中でのアナタとの “逢う瀬” のイメージです。でも高○生ゆえ、イチャイチャする時間には限りがあるのでしょう、門限を気にしているのでしょうか、なんとも切ない感じが画面や表情から伝わって来ます。これぞ「青春時代」と申しましょうか!

さて、表紙はどちらも肌露出のないセーラー服姿ですが、裏側は第1作とは打って変わって画面の9割が肌色を占め、ヌード姿での性交図で構成されています。アナタと彼女たちは、もう恋愛状態ですから、心の通う《初体験4SEX》!な感じが、よく現れているとおもいます。

ここまで4本のジャケットを見てきて気がついたことが2点あります。1つは右上角にカネ型(¬型)の白帯を置き、その帯の中に細明朝の墨文字で横組みのサブタイトルと、縦組みの女優名とキャッチコピーが入る、というのが本シリーズの共通デザインフォーマットだということ。そして2つ目は、涼海さんのシンボルカラーがブルー、西野さんのシンボルカラーは黄緑であるということです。このきりりっとした叙情的感覚は、どこかで見た覚えがありますが、それは後述することにして、先に進みましょう。

2月18日に、やはり2人の3作目が同時リリースされました。

涼海さんはスカートだけ脱いだ状態で、恥ずかしそうにコタツで下半身を隠そうとしています。それに対して、西野さんはもう表紙から全裸! しかも温泉地に行っての3p! ナマ中出しもしちゃっているそうなのです。「こんなに性に積極的な娘だったなんて、出会った時は気づかなかったな」と、彼女にリードされてドギマギしてしまう、ウブな高○生時代のアナタです。

ところが! 3月17日発売の2タイトルには、どうしたことでしょう、 西野希さんの姿が見えません。 恥ずかしがり屋だった涼海みささんは19歳に成長し、ついに表紙で乳首とアンダーヘアをチラ出し!

(後半へ続く)

タイトルとURLをコピーしました