しかもイキナリの4pに! あわわ!
高○学校時代最後の月である3月にレーベルを欠席してしまった西野希さん(心配だ…!)の代わりに「青春時代」に登場してきたのが、
で現れた今宮いずみさんです。彼女のイメージカラーは山吹色となりました。
前7作品と、ジャケット構成や雰囲気がちょっとだけ違って感じるのは、それまで全作品を手がけられていた柏倉弘監督作品ではなくて、西中島南方監督作品だからなのでしょうか?
そんなことよりも3人とアナタの関係の今後が気になります! アナタのハートとイチモツを「独り占めしたい!」と3人が喧嘩なんかにならなければいいのですが。
男性はアナタ一人で、彼女たち3名の誰を本命にするかを決めるための4pSEX編なんかが作られることを勝手に想像してしまいますね、この「青春時代」シリーズのジャケットの世界観は!
さて、本稿の最初に「このきりりっとした叙情的感覚、どこかで見た覚えがあります」と思わず漏らしましたが、それはこの連載の第6回目でも触れた、初期・英知出版の美少女ヌード写真集「美少女館シリーズ」のことです。表紙の基本的構成要素の類似性は、第6回で似ていると指摘したミニマムさんのジャケットデザインを遥かにしのぐソックリさ加減です。では実例を以下のリンク先からご覧ください。
30年以上も前の写真集シリーズですが、オタク的グッズの古物を幅広く扱われる駿河屋さんでは今も扱いがあります。
また、ヤフオクなどでも入手が可能です。これは終了済みのオークションのリンクですが、各作品の表紙をご覧ください。
全巻は揃っていませんが、それでもシリーズの38冊が国立国会図書館にも収蔵されています。素晴らしいことです。
本の開き方向の違いから《左上角にカネ型(¬型)の白帯》ではありますが、右にせよ、左にせよ、この余白バランスこそが一遍の青春映画の一コマようなおセンチでリリカルな趣きを醸し出していたことがご理解いただけると思います。
これらを発行していた頃の英知出版に、外部デザイナーとして机を借りていた僕ですが、当時は駆け出しのペーペーゆえに、同社の看板シリーズであった「美少女館」のデザインや構成を任せられることなど当然ありませんでした。そのシリーズが途絶えてしばらく経ってから、同社で写真集の構成デザインを数冊担当しましたが、このスタイルを装幀に用いることは残念ながらなかったのです。なぜなら、この “余白活かしスタイル” は、使いすぎて鮮度が失われたきらいもあったのでしょう、1980年代末のこのシリーズの終焉とともに打ち止め状態だったんですね。
しかし、25年以上も時代が経過した今、見返すとやはり新鮮ですし、この叙情ムードは「青春時代」という青臭いフレーズにも実にマッチしていると思います。
ウブな女の子の素材感を生かしつつ、高級感も醸し出せるこのレイアウトを、「青春時代」レーベルでデビューした3名とともにスクスクと育んでいってほしいと、オジさんは切に願うのです。
ほうとうひろし◎エロメディア活動歴28年のエディトリアル・デザイナー。 雑誌版オリジナルの『デラべっぴん』には、 同誌創刊2年後の1988年ころから参画。 同誌名物となったエロ紙工作企画「オナマイド」 を10年以上にわたって連載した。 「オナマイド」 の連載を再構成した単行本は計4冊出版されたが、すべて絶版。 その企画の成り立ちや、当時の『デラべっぴん』 編集部の事情に関しては、 有野陽一氏の取 材によるインタビュー集『エロの「 デザインの現場」』(アスペクト・刊)に詳しい。
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