「どこかで見たことあるような…キミあのグループの?」
◯在籍する店の多くはコスプレの手コキ店
では、それらの店はどうやって見つけ出すのか。「まず、地下アイドルだってプライドがあるので、脱ぐ仕事は嫌がるのです。だから業種は、オナクラや手コキ専門店、またはメンズエステになります。さらに、コスプレが豊富な店も怪しい。なぜならアイドル志望の女のコはコスプレ好きが多いので」(前同)
こうした情報を元に、場所は地下アイドルが多い秋葉原、池袋近辺を中心に検索する。すると、いくつかヒットする店があった。その中から、秋葉原にある某オナクラに突撃。ホームページを見る限り、女のコも20歳前後の上玉揃いで、コスプレはなんと、70種類以上。アイドル系の衣装もズラリと揃っていた。
店は秋葉原駅のすぐ近く。雑居ビルの一室にあった。平日だったが、客は満員状態で、「50分待ち」と言われた。まさに知る人ぞ知る名店なのかもしれない。
やっと順番が回ってきて、記者は指名用のアルバムから、望結ちゃん(19)を選ぶ。小柄で、黒髪の似合う清純派のアイドル系だ。 ちなみに昨今のオナクラはホテルプレイだ。近場のラブホにINして、店に電話。部屋番号を告げ、5分ほどで女のコがやってきた。
「こんにちはっ!」声も可愛いし、なかなかのぶりっ子キャラだ。すかさず「どこかで見たことがあるような…アイドルじゃない?」と振ってみると、「ええ~!?」なぜか嬉しそうに笑う彼女。肯定も否定もしないので、さらに突っ込むと、「ココだけの話ですよ~。私、いまアイドル活動をやっていまして~」
まるで自慢するようにペラペラと喋り出す始末。聞くと、4人組アイドルグループの〝センター〟だそうだ。口も頭も軽そうなので、一気に本題に突っ込む。
「みんな、可愛かったよね。もしかして、同じグループのコもここにいるの?」シレッと質問すると、望結ちゃんは少し戸惑いながらも「う、うん」。
続けて、こう愚痴った。 「ほんと、ヒドいですよ。うちの事務所の社長は『ライブをやるぞ!』といっては、カラオケBOXに私のファン4~5人を集めて、歌わせるだけだし。スカウトされた時は『すぐにCDデビューさせてやる』と言われたんですけど、結局、私たちの歌をCD─Rに焼いて、ライブという名のカラオケ大会でちょっと売っただけですよ」
そして、この店も社長の指示で働き始めたという。
「これも勉強の一つだって。ちなみに毎月、店での売り上げが一番良かった子が、次のセンターになれるという条件なんです」(前同)
なんともはや…。彼女は無名アイドルグループの〝センター〟を目指して、日々頑張っているという。なんだか泣ける話になってきたが、目の前にいるのはアイドル志望の可愛い美少女。股間がざわつく。
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