個人間でのセックス交渉を行なう援助交際。それを組織的に行なっているグループが都内にいるという情報をキャッチした!(後編)
都内だけでも複数の組織売春グループが存在!!
◯喫茶店の一角を陣取って待機所代わり
池袋西口にある喫茶店を指定されたので、実際に足を運んでみた。薄暗い店内には今どき珍しくタバコの煙が燻っている。キョロキョロと店内の様子を伺っていると、喫茶店のマスターが「あちらですよ」と、奥のボックス席へと促す。
そこには3人の人妻がたむろしており、雑誌を読んだり、スマホでゲームをしたりとダルそうな雰囲気が漂っていた。リーダー格と思しき女性に座るように指示される。年齢は40代半ばといったところだろうか。謝礼金を支払うこと、自分たちの身元は絶対にバレないようにすることを条件に話をしてくれた。
「元々は普通の主婦仲間だったんだけど、ちょっと突っ込んだ話をしてるうちに、みんな若い頃に援交経験があることが分かったの。で、またやってみようかなんて盛り上がったんだけど、出会い系サイトでトラブルがあって、これはあんまり美味しくないなと。で、逆ナン形式で実際に相手を見てから営業することにしたわけ」
◯地味な男性を狙ってこっちから逆ナン!
「それで相手の男の顔とかを確認できて、なおかつ営業活動ができる場所はどこだろうと考えたら、映画館とか漫画喫茶になったのよ。夜の歓楽街とかで声をかけるのは、ヤバい人に当たる危険性があるから。ああいう場所にいる男性って意外と自分から行動を起こすようなタイプは少ないの。こっちから声をかけてあげないと、いつまでも遠目からみてるだけっていうタイプが多いみたいね」
それで納得がいった。それでは渋谷や新宿ではなく、池袋を拠点としてる理由は?
「そりゃ単純に埼玉からのアクセスがいいからでしょ(笑)。それと池袋ってどこか垢抜けないところがあって、援交の相手を探すにはちょうどいいのよね。今も探しに行ってるよ。基本的に男を釣りに行く時は2人で行動するようにして、残りのメンバーはここで待機。で、交渉がまとまったらココに呼び出して、私たちは組織的に行動してますよってアピールするの。これなら危険な目に遭うことも少なくなるでしょ?」
なるほど、喫茶店のマスターも場所を提供する代わりに、何らかの恩恵を受け取っているのだろう。単純に金銭の授受か、それとも彼女たちとのセックスか。そうこうしていると、リーダーのスマホが鳴った。営業メンバーからの連絡のようだ。
「今から客を連れて来るっぽいけど、良かったら交渉するところ見ていく?」