援交をエサに男をワナにはめる手口
今回、示談ビジネスを手掛けている男性に話を聞くことに成功した。示談ビジネスと言えば聞こえはいいが、要するに美人局のこと。彼は抱えている女性を使って、ハメ撮り写真などを撮らせて高額の示談金を要求する。
美人局(つつもたせ)とは、女性の肉体をエサにして誘った男性に恐喝を仕掛けること。インターネットで得られる出会いの中には悪質な罠が仕掛けられていることも!
「まず出会い系サイトで男と接触して、ラブホでハメ撮りさせる。室内には隠し撮り用のビデオも用意してるし、ラブホに入るときの様子も盗撮しておく。これで準備オッケー」
「で、数日後に女にもう一回呼び出させる。調子に乗って現れたらオレが出ていって脅す。ウダウダ言うようなら、こいつは未成年なんだけどってことにするワケ」
社会的地位や家族を失うことを恐れて、被害男性は示談金を支払うことになるが、その金額はおよそ30万円ほど。
「あんまり無茶な要求すると明るみに出ちゃうから、ギリギリ払えそうな金額でまとめるのがポイントだね。あくまで恐喝じゃなくて交渉だから言葉遣いも乱暴にはしない」
悪びれることもなく語っているが、これはれっきとしった犯罪行為。しかし、うっかり罠にはまると逃げ出すことはできない。出会い系で遊ぶ際には自己責任で、危ない橋を渡らないように注意が必要だ。
(掲載/『ズバ王』10月号)