痔にいいからと理由をつけて…
我が夫の陰毛は濃くて固くて太くて長い。これが陰茎だったら全く問題ないのだが、陰毛なのでやや困る。夫自身はもっさり股間をそれほど気にしていないものの、こちとらフェラをするたび毛が口に入る、アナル舐めするたび舌が痛くなる、そしてニオイのキツイときがある、と約10年もの間ガマンしてきたのだが……
最近は陰毛ケアが流行っているらしい。これはチャンスと思い、
「陰毛を脱毛するとスッキリして気持ちいいらしいよ。やってみない?」
と夫を誘ってみる。
「陰毛? 別に気にならないけどなあ……」
間の抜けた返事。いやいや……気になるのは私ですから! ってワケで、作戦変更。夫の気になる部分をつっついてみる。
「肛門周りもやってくれて、これが痔にいいらしいよ」
「痔かあ。清潔が一番だもんね。痔がよくなるんなら行ってみたいなぁ」
とノリ気になってくれた。というわけで、話題の男性専門の脱毛サロン「秋葉原スムース」さんにお邪魔。
担当してくださったのはオーナー、はるか先生だ。まずはシャワーを浴びて清潔に。その後、肌にオイルを塗って施術スタートしたのですが……。
男の陰毛処理はいいコト尽くし
「脱毛部分にワックスを塗って、そこに専門のペーパーを貼付けます。で、それをエイヤッと一気にひっぺがすんです。どっさり抜けますが、毛を抜くんですから基本、痛いです。これ、まずは覚悟してくださいね」
とはるか先生。ただ、痛い場所と痛くない場所があるそうで、痛い場所は「少しだけガマンしてねー」と優しく励まし、痛くない場所は、「ここは大丈夫ですよ」と安心させながら施術を進めるそうだ。ところで、これを何度か続けていると、イイコトあるのでしょうか?
「通っているうちに全体的に陰毛が薄くなった、毛が柔らかくなったという方が多いですね。剃るのと違ってチクチクしないので、女性からも喜ばれますよ」
へぇ、で、どの辺りまで処理するんです?
「竿の根元、アナル周り、玉全体も処理するのがお勧めです。竿の根元の毛がなくなるとコンドームに巻き込まなくなって楽ですよ」
じゃ、ウチのダンナもそんな感じで! とリクエスト。夫の場合、竿の根元に密集しているので、そけい部から根元をガンガン抜きまくり、毛足が全体的に長いということでカットもしてもらいます。すると、あれよあれよという間にスッキリし、プラス、会陰からアナルもガッツリ脱毛したので玉からアナルがツルンツルン! へえ、こんな色だったんだ、ちょっとカワイイかも♥ と夫の股間に惚れ直す私(なんか変な表現だな)。
陰毛処理したらスッキリしてチンポもデカく見える!
ちなみに、施術した当日は肌が敏感になっているためエッチとお風呂は禁止。また、10日後くらいに先生のところでスクラブでのアフターケアを受けると、新しい毛が生えてくる際にトラブルがおきにくいそう。同時にチ●コパックもしてくれるので、ピカピカの男性器になるんだって。サイズや勃起力に自信がなくても、毛を処理すれば“愛されペニス”になれちゃうってワケですね。
で、肝心の夫婦生活のその後ですが……とにかく舐めやすいのでフェラの時間が長くなった!これは男性陣にとっては、非常に喜ばしいことでしょう。さらにそれだけなく、毛がなくなることで感度も上がったそう。夫君は私にタマ舐めやアナル舐めされてアヒアヒ喘いでおりますよ(笑)。
結局、私が不快な思いをしないようにって施術したのに、ダンナの快感も上がって一石二鳥。何はともあれ、マンネリ気味なカップルには新たな刺激にもなりそう。近いうち、夫婦生活にブラジリアンワックスプレイを取り入れようかしら(笑)。
(掲載/「実話大報」2017年8月号)