断られたらと思ったけれど……
恥を忍んで頼んで正解でした!
幼なじみからのまさかの逆告白
「私って太っててブスじゃないですか。だから10代、20代と、ずっと自分に自信を持てずにいたんですよね」
“モテないブサ子”と自称するのは美子さん(36歳)。普通に見れば、ブスというより、ぽっちゃり系の愛嬌あるルックスって感じだが、彼女自身は幼いころからこのルックスにコンプレックスを抱くあまり、彼氏を作るどころか、異性とまともに話をすることさえできなかったというのだ。
「唯一、家がすぐ近所だった幼なじみの男の子だけは緊張せずに話すことができましたが、彼は距離が近すぎて、恋愛対象にならなかったんです。でも30代になって経験がないことに焦り始めたとき、結局、頼れるのは幼なじみだけでした」
幼なじみに処女であることを打ち明け、「抱いて欲しい」と頼み込むことを決めた美子さん。しかしいざお願いするとなると、なかなか言い出せなかった。
「幼なじみに交際中の彼女がいないことはリサーチ済みでしたが、それでも勇気がいりました。だって恥を忍んで頼み込んで、もし断られたら二度と顔を合わせられなくなっちゃいますから。当日はとにかく必死。〝一度だけでいいの、何でもするから〟って土下座する勢いで頼みました」
すると、幼なじみからは思いもよらなかった言葉が返ってきたという。
「彼、幼いころから私のことが好きだったって逆告白してくれたんです。そんなこと予想もしてなかったから、本当にビックリ!」
そして幼なじみ相手に、無事処女を喪失。以来、コンプレックスに悩まされることもなくなったそうだ。
(掲載/「実話大報」2018年5月号)