この究極のスリルが忘れられないの…
「お酒が入ると体が熱くなってきちゃうの……」
なんて女性は意外と多い。
そう、酔うと女はエロくなるものなのだ。
何かと飲む機会の多いこの季節、どうやらチャンスは至る所に転がっている模様!?
彼への背徳感で股間が濡れ濡れ
私も彼氏も貧乏学生。普段から家飲みが多く、この日も彼のアパートでお酒を飲んでいました。
すると、しばらくして彼の大学の友だちが合流したんです。K君というチャラ男っぽい外見のその男性は、私とは初対面。でも軽い雰囲気だけに話もかなり盛り上がり、気付いたら日付が変わっていたほどでした。
「もう終電もないし、ふたりともウチに泊まれよ」
全員お酒がかなり回ってきたところで、一番アルコールに弱い彼が大あくびをしながらこの一言。彼の部屋で3人が、私を中心にした川の字にゴロ寝することになりました。
ところが彼が寝息を立てて深い眠りにつく一方、適度に酔って興奮状態にあった私はなかなか寝付けずにいました。それはK君も同じようで、しばらくの間は、
「すぐに眠れるコイツみたいなヤツが羨ましいよな」
などと話を続けていたんです。すると、間もなく少しの沈黙があり、『K君ももう寝たのかな?』と思った次の瞬間、私の胸元に手が伸びてきたからビックリ。
「えっ、な、何!?」
慌ててガードしようとすると、K君は私の手を払いのけ、今度は体の上に覆い被さってきました。
「ダ、ダメだって……彼氏に気づかれちゃうよ」
「大丈夫だって。アイツ、前から酒に弱くて、いったん酔いつぶれたら何をしたって起きないんだから」
慌てて彼に目をやると、確かにぐっすりと眠っており、起きる気配はありません。と同時に沸き起こってきたのが、彼の寝ているすぐ隣で、彼の友だちに弄ばれるという究極の背徳感。そのスリルに、私の股間はすでに濡れていました。
「こ、声は出さないで……」
私はK君の耳元でこう囁き、スカートの中に潜り込んできた彼の手を受け入れたんです。
そして、彼が突然目を覚ますのを警戒し、服を着たまま下着だけズラしてエッチ。でも、これまで彼としたどんなエッチよりも興奮しちゃいました。このスリル、病みつきかも……。
(掲載/「実話大報」2017年2月号)