最近、不倫が話題になる一方、結婚生活に終止符を打ち、独身生活に戻ることを選択する女性が増えている。
しかしそうしたバツイチ女性の下半身事情は、決して恵まれているわけでもないようで……。
顔面の青アザが絶えない状態に
貴子さん(32歳)が離婚したのは3年前のこと。原因は元夫の DVだった。
「元夫は元ヤンで、その男らしいところに惹かれて結婚したんですが、ある日を境にひんぱんに暴力を振るうようになって……。とくに夫婦生活最後の2年間は、顔の青アザが絶えない状態でした。治りかけるとまた殴られて新しい青アザができるって繰り返しでしたから」
そんな夫では、彼女が離婚を決意するのも無理はない。しかし調停の末に離婚が成立しても、心の傷は簡単には癒えなかった。
「それ以降、元ヤンでなくても、元夫に似た雰囲気の男性を見ると、本能的に体が拒否するようになったんです。隣にいるだけで体が震えてくるから、普通に会話することもできなくて」
元夫のDVが完全にトラウマとなってしまったのだ。
その一方、独り身になって感じるようになったのが、性欲の高まり。結婚していたころにはほとんどしなかったオナニーも、回数が日に日に増えているとか。
「あれ、私こんなに性欲強かったっけ? と思っちゃうくらい、四六時中ムラムラするようになりました。たぶん、夫から受けた心の傷をほかの男の人に癒してほしいと無意識のうちに思うようになったんでしょう」
癒し系の男性を逆ナンして…
とはいえ、元夫と同タイプの男性は体が先に拒否してしまう。貴子さんが求めるようになったのは、元夫とは真逆の優しくて人畜無害なタイプの男性だった。
「飲み屋なんかで優しそうなタイプの男性を見かけたら、自分から近づいて〝一緒に飲みませんか?〟って誘うようになりました。で、その後ホテルで一晩過ごすことができれば御の字みたいな。私としては、別に再婚相手が欲しいわけじゃないんです。むしろ再婚とか考えるような重い相手はいらなくて、一晩だけ甘えさせてくれる優しい人を求めてるんですよね」
貴子さんの心の傷を癒すのは、優しい男とのその場限りのセックスだけらしい。
(掲載/「実話大報」2017年10月号)