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『DMM』名物企画「酒の席の話なので」ゲストはAVOPEN2017で監督賞を受賞した鈴木リズさん。「16歳くらいの時に、特殊な性癖の人にたくさん会う機会があって(笑)。面白いなぁって思ってたんです」

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中性っぽい男性に会って、やってみたら出来たんでそれから出来るようになりました。
男性の方が相手を見つけるのは早いんですよね。あれよあれよという間に経験人数200人。女性は10人もいってないのに

安田 桃太郎に入社する前からAVは見てた?

リズ 昔はユルユルだったから、小学生でもAV借りれたんですよ。それで三年生くらいの時に、痴漢物のAVとかみんなで見たことがありましたね。でも、それくらいでした。後は大人になって、ケータイでちょっと見たくらい。あんまり熱心に見たことはなかったですね。

安田 そういえばレズビアンだと公言してるけど、あれは本当?

リズ 本当ですよ。

安田 じゃあ、そういう目で好きなAV女優とかはいなかった?

リズ 川上ゆうさんと、晶エリーさんが好きでしたね。可愛くて、しっとりした感じなのに、ハードなことやっちゃうところがいいんです。

大木 あー、なるほど。じゃあ本当のレズの人から見て、レズ物AVってどうなんですか?

リズ 全然違いますね。「男の人が見るにはこれがいいのか、ふーん」って感じです。

安田 男性がBL漫画見る時の感じに近いのかな。

リズ ドリームですからね。私も百合漫画は読みますよ。可愛いなぁって思いながら。でも、本当に女性のためのレズAVは作ってみたいなと思ってます。でも、やっぱり売れないだろうなぁ。

大木 ずっとレズなんですか?

リズ 最近はちょっと男の人もいけるようになりました。

大木 そんな「ちょっとお酒も飲めるようになった」みたいな(笑)。

リズ ハプニングバーで、中性っぽい男性に会って、やってみたら、出来たんで「あれ、男性もいけんじゃん」って。それから出来るようになりましたね。ほら、女性でレズをオープンにしてる人は少ないから、男性の方がセックスの相手を見つけるのは早いんですよね。あれよあれよという間に経験人数200人。女性は10人もいってないのに。

安田 それ、全然レズじゃないじゃないよ!

リズ 今はレズビアン寄りのバイセクシャルですかね。でも、女性の方が好きなんですよ。肌もすべすべしてるし、可愛いし。

大木 いつ頃、自分がレズだって気づいたんですか?

リズ 初恋は小学生の時だったんですけど、相手は女の子でした。でも「女の子同士はこんなことしちゃいけないんだよ」って拒絶されて。それから男の子とつきあったり、セックスしたりしたけど、イマイチときめかないんですよね。それで高校一年の時に、また女の子を好きになったんです。その時はレズの知識もあったから、やっぱり私はこっちなんだって気づいて。

安田 でも、女の子が好きってことは、男性向けAVを作る上では、女優に対する気持ちを共有できるわけかぁ。普通の女性監督よりも向いてるかもなぁ。

リズ そうなんですよ。特に私、女性らしい人が好きだから。レズってボーイッシュな子が人気で、そういう子が多いです。だから二丁目に行っても、出会いがないし、友達ばっかり増えるんですよね。

安田 男性もやっぱり、中性的な男の子の方が好きなの?

リズ いや、男らしいゴリラ系がいいですね。だって、中性的な子だったら本当の女の子の方がいい(笑)。 

(掲載:「月刊DMM」2018年3月号)
 
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