AV業界に精通するプロライター、業界の重鎮・沢木毅彦氏の他、安田理央氏、くろがね阿礼氏のお三方を編集部に招き、独断と偏見に基づき勝手に選ばせて頂きました。
第3回エロ版『アカデミー賞』!
最後にお届けする後編では…最優秀女優、最優秀作品を決定!
さてその結果は!?
第3回『AV【勝手に】アカデミー賞』に選ばれたのはこちら!
※すべて敬称略です
最も活躍した女優に贈られる『エロデミー賞』
−−さて。いよいよ、最優秀女優賞です。
くろがね 普通に考えたら、たかしょー(高橋しょう子)でしょう。
安田 うーん、一昨年と比べたら失速を感じるよね。
沢木 デビューした年の勢いを越えるのって、難しいよ。
くろがね たかしょーのAVを見るためだけに存在しているファンがすごいボリュームでいるんですよ。
安田 でも今回の選考には入ってこないでしょう。
くろがね じゃあ椎名そら、という話になるんですかね。
沢木 椎名そらのほうが活躍したけどね。
−−デラぺっぴん的には、椎名そらか、麻里梨夏かなと思ってるんですけどね。両方、キャリアがあって新鮮感はないけど。
安田 新鮮感はないよね。
沢木 一昨年の高橋しょう子、三上悠亜みたいな時代を決めたスターはいないんだよね。
安田 それが前回と大きな違いだよね。おれが月刊DMMの「このAV女優がすごい!」に挙げたのは、引退するということもあって涼川絢音。次いで新人でもある永井みひな、羽生ありさ、霧島さくら、野々宮みさとなんだけど、年間最優秀女優じゃないからなぁ。
くろがね 僕は個人的には、去年の神推し女優に佐々波綾を挙げたんですよね。ただ、佐々波綾の飛躍は今年かなって。
沢木 そう思う。マニア向けの企画もやったり、営業品目が広がりつつあるからね。
くろがね アイポケの人気女優の中のラスボス、希崎ジェシカも候補かな。
沢木 ジェシーはアタッカーズに去年移って、さらによくなったのは間違いない。さっき挙がった麻里梨夏は、何を見ても可愛いしエロいし、選出するなら、今回しかもうチャンスはないのかもと思うけどね。
くろがね そうですね。
−−活躍度でいうと、橋本ありなも。
安田 そうだね。
くろがね 2017年作品で目立ったのは『チ●ポ大好き超即尺おしゃぶりメイド』でしたね。
沢木 あれは絶品だった。
くろがね でも、橋本ありなは来年の対象かなと思いますね。制服ロリ系から綺麗なお姉さんになっていく境目にいるので。
−−じゃあ、麻里梨夏ですか?
沢木 えーとね、僕は栄川乃亜か佐々木あきの2人が候補なんですよ。2人とも去年は安定感抜群で、さらに成長したし、企画にも恵まれていたように映る。栄川乃亜は、一時期の大槻ひびきのように、本人の努力でいろんなスキルを身につけて、そういう凄味を随所で見せた。あと、佐々木あきはあんなに清楚でいながら変態と淫乱のスイッチが入った変貌ぶりもすごいし万能女優ですよ。
安田 佐々木あきは去年の今頃もそれくらいよかったという印象だけどね。
沢木 それが、もっとよくなったんだよね、去年。あと、打率が高かったのは市川まさみ。完全主観で恋人役に浸れる『日帰りで12回射精しちゃうヤリまくりイチャイチャ温泉旅行』、オルガの貞邪我監督が撮った官能小説物、寝取られ物の『レイプ犯からのラブレター』。どれも完成度高い。あと、髪を切ってボブカットにしてより可愛くなったというのもポイント高い。
くろがね ナチュラルハイとのコラボ物も売れたんですよね。市川まさみは僕も好きです。
安田 打率高いよね、たしかに。でも、突き抜けたところがないんだよなぁ。
−−女優賞は困りましたね。
安田 今まで名前挙がった中では、栄川乃亜か麻里梨夏じゃない?
沢木 じゃあ、僕は栄川乃亜で。
くろがね あげたいのは栄川乃亜ですね。スカパー!アダルトでも受賞しましたし。
安田 活躍面でも文句ないですね。じゃあ、候補に挙げたからには沢木さん、栄川乃亜のよさを語ってくださいよ。
沢木 のあたん(栄川乃亜)はね、「私、貧乳だけど、中途半端に膨らんでるから、ある作品で『つるぺた』のタイトルが変更になったんです。あべみかこちゃんみたいに、本当に平らな胸に乳首だけ、みたいに極端じゃない私が生き残るにはどうしたらいいんだろう、って考えたんです」とか発言してて、真面目だなぁと心打たれましたよ。それで、デビュー2年目の去年、主観ツンデレ痴女のスキルや放尿物とかで飛躍を見せたからね。
−−デキる女優って感じしますからね。
くろがね 昔見てた葉山みどりに似てるんですよ。おっぱいがない葉山みどりって感じで。
安田 そんなに似てないと思うけどね。
沢木 イメージが重なるのは何となくわかる。あと、のあたんは小●生の役からJKまで難なくこなせるところも強みですね。それと、ロリな顔でいて、女子アナのような張りのある綺麗な声がいい。
くろがね いいですね。
沢木 あと、美巨尻が最高。魅力はこんなところです。
−−ということで、最優秀女優賞は栄川乃亜に決定!
《次ページに続く》