安田理央 ライターとかアダルトメディア研究家とか。新刊『巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか?』(太田出版)発売中。先日、「タモリ倶楽部」に出演しました。こっそりマリオンパーカー着てました。フェチ系AVメーカーのロゴが堂々と地上波に!
大木テングー 「月刊DMM」編集長。最近は設定が決まってて、これしか書いちゃいけないって女優って、かなり減った印象。そんなことしてもすぐバレる時代だし、ファンも目が肥えてるから支持しないよね。
鈴木リズ 桃太郎映像出版 営業兼広報兼監督。AVOPEN2017監督賞受賞。桃太郎映像出版入社三年目。クマとチョコレートと江戸川乱歩とSMをこよなく愛する。もっぱらの悩みはマゾなのにサドに見られること。好きな体位は騎乗位と後背位。
女優になることも考えたんですけど、ずっと女優をやり続けるのは難しいし、一生やるなら作る側だろうなって
大木 今月は江戸川橋の「串坊主」さんからお送りします。
安田 おれ、ねぎまとぼんじりと…。
リズ 私、厚焼き玉子下さい。
大木 お、渋いですね。
リズ 厚焼き玉子あったら、必ず頼むんですよ。味がみんな違うので。
安田 おれが煮込みを必ず頼むのと一緒だな。
大木 というわけで、今月のゲストは桃太郎映像出版の鈴木リズさんです。AVOPEN2017監督賞受賞おめでとうございます。
リズ ありがとうございます。
大木 授賞式でのドレス、すごかったですね。
リズ 意外に肉づきいいんだなって、言われました(笑)。
安田 え、どうすごかったの?
大木 露出度。ネットニュースにもなってましたよ。
安田 (スマホで検索して)うわぁ、これはすごい。シースルーで丸見えじゃないか!
リズ ノーブラで舞台が寒かったんで、乳首が勃っちゃって(笑)。ニップレスはつけてたんですけどね。
大木 もう今は監督がメインでやってるんですか?
リズ 営業ですよ。あちこち出張で飛び回ってます。あと広報も監督もするという感じで。
安田 監督賞取ってる人が、営業メインというのもすごいな。
大木 もともと営業として、桃太郎映像には入ったんですか?
リズ ずっと性に関する仕事をやりたいと思ってたんですよ。それで(桃太郎映像広報の)さやかさんのことを知って、「AVの広報ってどんな仕事するんだろう?」って思ってネットでコンタクト取ってみたら、「会社においでよー」って面接を受けることになって、現在に至るという感じです。
安田 性に関する仕事に興味があったんだ。
リズ 16歳くらいの時に、特殊な性癖の人にたくさん会う機会があって(笑)。面白いなぁって思ってたんです。女優になることも考えたんですけど、ずっと女優をやり続けるのは難しいし、一生やるなら作る側だろうなって。
安田 本当は制作をやりたかった?
リズ いえ、全然。営業と広報ということで入りましたし。でも、基本イエスマンなんで、言われれば何でもやりますよ。それまでADもやってましたしね。私のいない会議で決まったみたいです(笑)。
大木 お前、監督やれ、と。
リズ 普段は見られない女優さんの素の部分を撮りたいという企画だったんですよ。それなら女の子が撮った方がいいだろうって。
大木 それでいきなり監督賞ですから、すごいですよ。
?次のページ あれよあれよという間に経験人数200人。女性は10人もいってないのに