葵マリーさん連載コラム第288回!
今回は、ドグマ設立23周年記念 TOHJIRO監督、塩見彩ちゃん、前乃菜々ちゃん々W主演作品『同級生 親友に寝取られ、寝取り、スワッピングまで。でも明るい未来。』の現場をレポート!
■マリーさんの今までの連載はこちら
『同級生 親友に寝取られ、寝取り、スワッピングまで。でも明るい未来。』
いつもなら発売月はいっぱいあちこちから宣伝が出るのでリリース後2ヶ月ぐらい遅れてから記事にしてるんだけど、今回は上映会もあったので早目に記事にしちゃいます。
ドグマ設立23周年記念作品TOHJIRO監督、塩見彩、前乃菜々W主演『同級生 親友に寝取られ、寝取り、スワッピングまで。でも明るい未来』
同級生 親友に寝取られ、寝取り、スワッピングまで。でも明るい未来。
TOHJIRO組で完全ドラマ物となるとギョッとするとこなんだけど同級生はちょっと雰囲気違いました。とは言え。台本はビックリする位の分厚さ。うひゃー重たい!って思った。
この同級生、内容に一切SMや縄、拷問具とか出て来ないんです。正真正銘の完全ドラマ物。そんな訳でTOHJIRO監督の表情もいつもみたいな険しい感じじゃなくて、映画監督の伊藤智生としての顔になってました。なんとなくだけどモニターを確認する目付きもドグマの地下スタジオで見る感じとはちょっと違う感じしたよね。
そんな裏側では、しおみんと菜々ちゃんは分厚い台本持ちながらブツブツ言ってる。この量の台詞を覚え切るの大変そう。
それでも、私が居た時間には1つもNGがなく2テイクした場面はなかったから凄いと思います。
タイトルにある様にテーマが明るい未来。なんだか今近の業界に向けての言葉みたいな気がしてならなかったな。明るい未来、良い言葉。
この言葉の通り、何があっても理解し合い、話し合い、本気でぶつかり合う内容。涙もあるし怒りもある。でも結果的には明るい未来。
この作品を見て、そうだよね、これこそ明るい未来だよねって思わせてもらえました。人と人は必ずぶつかり合うし、その時にちゃんと本音で話し合えるかって大切。疑ったまんたの気持ちを持っちゃ駄目だし後々まで引っ張っちゃ駄目だよね。
現場は本当にほのぼのしていて、しおみんと菜々ちゃんの笑顔が絶えない現場だし2人とも女優としてだけじゃなく、作品を一緒に作ろうと言う意気込みが物凄く感じ取れた。
SM現場だと縄があったり道具があったり画面を賑やかすけど、同級生の現場では場周りのシチュエーションに拘りを感じました。風鈴の鳴る回数だったり、カメラに映り込む物の角度、細かな所にまで気を使っていてドラマ感満喫。一応AVの現場、ドグマTOHJIRO監督組なのになんなんだこの穏やかな感じは。
こんな風にドラマ物のTOHJIRO監督を後ろから見れる事に感謝です。
SM現場だと、いかに女の子の表情を見せるか、縄師がどれだけ女の子を引き出してあげる事が出来るかだけど、ドラマ物だと作品自体を、この撮影をTOHJIRO監督が全てプロデュースするから贅沢な時間。って言うかさ。今の若いユーザーさん達、TOHJIRO監督が凄い映像監督だって事、知ってるのかな?
一度、伊藤智生の名前で検索してみて!こんな人があのSM作品を作ってるのか!って思うはず。ちょっと知っておくだけでも、これからのドグマ作品を見る目が変わるかも知れないよ?
■ドグマ『同級生 親友に寝取られ、寝取り、スワッピングまで。でも明るい未来。』
http://www.dogma.co.jp/home/16032-ddt-665.html?search_query=同級生&results=11
(取材:葵マリー)
同級生 親友に寝取られ、寝取り、スワッピングまで。でも明るい未来。