メイドinフェラ
下も挿れたいけど上にも挿れたい!
そんな欲望は時代問わずということで、意外と歴史は古いフェラ型オナホール。ただし20世紀のほとんどは入口が口型というだけで、中の穴の形状は通常と同じものがほとんど。
それでも「オレのチンチンを唇が咥えてる!」という視覚的効果だけでも大きいものがあったろう。
それが21世紀以降、オナホールの内部も複雑に作れるように。
ただ、膣系が「実際にこんなアソコなら病気だろ!」と言いたくなるほど穴が複雑化していくのに対し、フェラ系はノドチンコ・ベロ・歯というパーツの精度が高いリアリティ追求派へ。
さらにはかなり特殊な状況でのフェラを再現したホールも登場しはじめ、
たとえば3人の舌に舐め回される感覚という『ペロペロペーロ』(A−ONE)、
ノドチンコの部分で擦ることでディープスロート気分を味わえる『リアルディープスロート』(トイズハート)、
吸血鬼のフェラを再現ということで牙付きの『被虐のアリューネ Vampire Fang 覚醒後』(ホットパワーズ)など、
あらためて男の妄想の逞しさと、それを具現化できるオナホ業界の技術力の凄さを感じざるを得ない。
そんなオナホールの最新モードが『メイドinフェラ』(トイズハート)。
もともとホールを構成する樹脂素材のバリエーションの豊かさでは定評あるトイズハート、唇に挿入時のぷるんとした肉感が生々しい。
さらに肉厚な舌がピストンするたびにひっかかる。また奥の狭まりも感触を単純化させぬ工夫。長時間向けのまさにご奉仕系ホールだ。
(掲載/『月刊DMM6月号』)