すごい恵まれていたので、これはもうAV女優として生きるしかないと
── それでデビュー作(『FIRST IMPRESSION 89 超アイドル級美少女 衝撃のAVデビュー 桃乃木かな』)ですが、どんな印象を持ちました?
FIRST IMPRESSION 89 超アイドル級美少女 衝撃のAVデビュー 桃乃木かな
桃乃木 男優さんはガタイがいい。それとやっぱり激しさですね。
── 最初は森林原人さんでしたよね。
桃乃木 そうですね。(おちんちんが)大きいじゃないですか、森林さん。だから(今までの人と比べてみて)「ああ、これは違うなぁ」と思って。「そりゃ違うよなぁ」って(笑)。すごいなぁって感動ですかね。同世代の男性しか見てないので、これが男の人の完成形なんだって(笑)。
── 人前で裸になるのは恥ずかしかったですか?
桃乃木 付き合っている人とエッチするときも……、私、けっこう剛毛なので……、下の毛が。……そんなに見せるもんじゃない、あんまり見られたくないし、そこは撮影の時もめちゃくちゃあまり見せたくなくて。恥ずかしかったですね。
── でもその時に男優のシミケンが「そのまま剃らずに生やしておいた方がいいよ」って言ったとか。
桃乃木 そうです(笑)。それでデビュー作が発売されるってなった時にパッケージを見たら「剛毛」みたいなことが書かれていて、「あっ、あ……、い、いわれちゃうんだ……」(笑)。「恥ずかしいなぁ」と思っていたんですけど、それが売りってことなんだなぁって思って。シミケンさんにも褒めてもらって、これは私の個性ということで、この業界ではいいことなんだなぁって思いました。
── すんなり納得いきました?(笑)
桃乃木 うーん、でもやっぱりなんか、剃り方もわからないし……。
── それまで一度も剃ったことはなかったんですか?
桃乃木 そうなんです。だからしばらくは剛毛でした!
── デビュー作では潮も吹いてましたよね。
桃乃木 そうですね、けっこう壮大に。初めて潮吹きして、潮が出るという感覚もよくわかってなくて、おしっこが漏れそうみたいな感じだったんですけど、思ったよりなんか違うところから凄い距離が飛ぶから……。
── カメラにもかかってましたもんね(笑)。
桃乃木 かかってましたね(笑)。いやーでも(潮を吹いたりして)これがやりたかったんだなぁーて。これが(私の求めていた)セックスなんだと思いました。
── なるほど、桃乃木さんが思い描いていたセックスと初めて一致したんですね。
桃乃木 そうです、そうです(笑)。見ていたセックス、憧れていたセックスと一致したんです。それは経験できてよかったです。
── デビューとしては満点の滑り出しですよね。不安はなかったですか?
桃乃木 その時の条件がすごくよくしてもらっていて、魅力的なお仕事だという印象の方が大きかったですかね。
── うまい具合にマスカッツにも入って。
桃乃木 そうなんですよ! すごい恵まれていたので、これはもうAV女優として生きるしかないと。
── そういう意味でも順風満帆で来た感じですよね。
桃乃木 うーん、でも、事務所は売れると思ってなかったらしいです。
── えっ、ホントですか?
桃乃木 (隣のマネージャーを親指で指して)……というのを最近聞きました(キリッ)。
マネージャー (訝しげに)そんなこと言ったことないんだけどなぁ。
桃乃木 これは今ここで初めて言いました。新しい桃乃木かな情報です。売れると思ってなかったけどここまで育ててくれて、ホントに……。
マネージャー (かなり慌てて)表現が違いますっ。「ここにまでなるとは思わなかった」って話ですよ。
── ま、それでもね(笑)。
桃乃木 ずっと「売れてない、売れてない」って言われていて……(そうやって事務所に)育てられてきているので、私は。
── いやいや、売れているでしょ。
桃乃木 だから順風満帆というのは、運が良かった……、すごいタイミングがいい時期にデビューして、マスカッツの加入と同時だったので。(困り顔のマネージャーを横目に)だから本当に運だけで来てしまったということらしいです(笑)。
── でも運も実力のうちですからね。
桃乃木 実感の出来ることが少ないので、まだまだ……。
── えっ、売れている感覚はないんですか?
桃乃木 ないですよ。AVの作品が売れているという認識は本当にないです。
── 昨年ものすごく売れた作品があるじゃないですか。(『死ぬほど大嫌いな上司と出張先の温泉旅館でまさかの相部屋に…… 醜い絶倫おやじに何度も何度もイカされてしまった私。 桃乃木かな』)
死ぬほど大嫌いな上司と出張先の温泉旅館でまさかの相部屋に… 醜い絶倫おやじに何度も何度もイカされてしまった私。 桃乃木かな
桃乃木 お小遣い(ヒットしたらメーカーからもらえる金一封)をもらえるぐらいの時はやっと「売れた」とは言ってくれます(笑)。
── あれはめっちゃ売れてましたもんね。
桃乃木 今、雑誌などに掲載してもらう時に「レジェンド女優」みたいな肩書きを書いてもらうことがあったりして、「レジェンドって言われるほどまだ私は……」って。レジェンドって10年続けられて初めてそのクラスを名乗れるものだと思っているので、自分からとてもとても言えないですよね。
── でも人気がなきゃ、7冊も写真集なんか出ないでしょ。七年目で7冊でしょ。毎年出ている女優さんなんて、そういないですよ。
桃乃木 本当にありがたいです。だからこれからもいろんなことしてヒット作を出そうと思っています。
1996年12月24日生まれ 東京都出身
趣味・特技:一人カラオケ、バレーボール
◉Twitter:@Kana_Momonogi
@kanaMomonogiR18
◉Instagram:kana_momonogi
インタビュー後編は明日公開!
(インタビュー:いんごま)
桃乃木かな写真集『セヴン』