日本の奇祭!別名「ちんこ祭り」を女性ライターがレポート!!
「ちんこ祭り」として有名な神奈川県川崎市で行われる「かなまら祭り」。
最近では海外のメディアにも取り上げられ、外国人観光客も増えているとか。
まんこなら男性ライターでしょうけど、ちんこなら女性ライターでしょ。
ということで、今回は女性ライターのBetsyさんの「ちんこ祭り」レポートをお送りします!!
下ネタも嗜むアラサーライターのBetsy(べっつぃー)です。
デラべっぴんR読者の皆様、「かなまら祭」をご存知でしょうか?
川崎にある金山神社で毎年4月の第一日曜日に行われているお祭りで、近年では日本の奇祭のひとつとして注目されていて、海外からの観光客もたくさんやってくるんですよ。
【かなまら祭とは】
金山神社は金山比古神(かなやまひこのかみ)と金山比売神(かなやまひめのかみ)の二柱を祭神として祀っている。両神が鉱山や鍛冶の神であると共に性の神でもあるため、鍛冶職人や金属・金物を扱う商人・企業の他、子授け・夫婦和合・性病快癒を願う人々からの信仰を集め、エイズ除けを祈願する人も多く、江戸時代に川崎宿の飯盛女達が性病除けや商売繁盛の願掛けに「地べた祭」を行ったことがかなまら祭りの発端。
[4月3日午前11時半]
川崎大師駅の改札を出ると、駅前はかなまら祭へ向かうであろう人々で溢れかえっています。
私がかなまら祭に行くのは今回で3度目でして、境内に入るまでの多少の行列は覚悟していましたが読みが甘かったようです…。
今年は大行列でした!
神社から最後尾までは2ブロック半もあり、無事に境内に入れたのはなんと1時間後。かなまら祭初体験の人達を連れて完璧に案内するつもりでしたがこれは大誤算。
満開の桜を眺めながら金山神社のある若宮八幡宮内へ入ると、境内はかなまら祭りを観に来た人たちで大混雑です。しかも、その4割近くは外国人観光客なのではないでしょうか。
たこ焼きや焼きそばの出店が並んでいるのは普通のお祭りと変わらないのですが、かなまら祭りが普通のお祭りと違うのは、どこを見ても男根(を模したもの)だらけということです。
男根の形に削られた大根に、男根&女陰の飴、男根をポップにしたキャラTシャツ、やたらカリが立派な金属製の男根像。人だかりができているところには男根があり、皆ニコニコの笑顔で男根にカメラを向けています。
この祭に初めて訪れた時には、想像していた以上の男根天国に、
「面白いけど、どこを見ればいいのか目の遣り場に困る! 恥ずかしい!」
なんて思っていたのですが、3度目となれば、
「みんな見て見てー! あんな所にも巨根があるよ! すごーい! あははは」
と男根を見つける度に大喜びしてしまう始末です。
しかしまあ、ちびっこ達もピチピチの女子達も外国人男性達もみんないたるところで男根飴や女陰飴をぺろぺろぺろぺろ…。
ただの飴ですし、ご利益のあるものですから決していやらしいものではないと思っていても、見てはいけないものを見ている気がしてしまいますね。
その場でぺろぺろする度胸は私にはありませんが、家でこっそりとしゃぶり倒したかったので飴売り場を探します。
すると「飴は売り切れました」という場内アナウンスが…。
なんということでしょう…黒光りの男根像とウキウキで写真撮影をしている間に売り切れてしまうなんて!
ライブと一緒で、物販コーナーは早めに行っておかないといけませんね…。
しかも祭りの一番のみどころでもある男根神輿が既に神社を出て街へ繰り出してしまっています。急いで追いかけないと!
男根神輿とかなまら飴を求めて向かったのは第二会場とされた大師公園です。
こちらにもかなまら祭り公認のお土産やさんが並んでいました。ここでやっと念願のかなまら飴を買うことができ一安心です。
このかなまら飴、キング(男根)もクイーン(女陰)もハンドメイドで素朴な味がお気に入りなのですが、一本一本微妙に形が違うところがまたイイですよね。
友人に頼まれていた分を含めて5本購入したのですが、その後に2度も地面に落としてしまい4本がボロボロに砕けました。
ところで、かなまら祭のメインイベント、神輿行列で街を巡行する神輿は三基あり、どれもインパクトがあります。
黒光りする鉄製の【かなまら舟神輿】
女装クラブ「エリザベス会館」から寄贈されたというピンク色の巨大な【エリザベス神輿】
三基の中で最も古い木製の【かなまら大神輿】
毎年ニューハーフのお姉様方に担がれていたエリザベス神輿が、今年は台車に乗せられての巡行となったようですが、巨大な男根神輿たちが街を巡回する姿は圧巻ですよ!
最後に金山神社に神輿が帰ったのを確認し、今年も性病にかかりませんようにと祈り神社を後にしました。
かなまら祭未経験の方は是非来年4月の第一日曜日に!
(写真&文:Betsy)