
夏目響FINALイベントレポート!
8月29日、東京・秋葉原のラムタラ秋葉原店で「SODSTAR専属女優・夏目響FINALイベント」が開催されました。
2020年、「名前はまだない」という異例の展開で世に出たひとりのAV女優。その後、「夏目響」という名前を授かり、AV女優として走り続けてきた彼女が、この日をもってAV女優としての最後のイベントを迎えました。
1部は12時から、2部は15時からスタート。最後のイベントを見届けようと多くのファンが集まり、会場はスタート前から特別な空気に包まれていました。これまで全国各地で開催してきた引退カウントダウンイベントの旅も、ここ秋葉原でいよいよフィナーレ。まさに6年間の活動を締めくくる一日となりました。
2020年、AV出演を決めたものの、自分に自信がなく決心が揺らいでいた彼女は、正式な芸名すらないまま『名前はまだない。 緊急発売 AV出演』としてデビュー作品に出演。その存在は大きな注目を集め、同年5月には正式に「夏目響」という名前が発表されました。
「夏」と「響」。本人は、夏が好きだったこと、そして「皆様の心に響くような女優になりたい」という思いを込めた名前だと語っていました。名前すらなかった女性が、いつしか多くの人に知られる存在へと成長することをこの時はまだ誰も知りませんでした。
新人時代から注目を集め、各種ランキングで名前を連ねるなど着実に存在感を高めると、2023年には「スカパー!アダルト放送大賞」の新EXガールズ・センターに輝きました。

さらに女優としてピンク映画にも出演し、2024年には「DINOスーパーLive夏祭り2024」のステージで初めて歌声を披露するなど、活動のフィールドを次々と広げていきました。

2026年1月13日、本人がAV女優業からの引退を発表。8月を最後に活動を終えることを明らかにしました。
そこから始まったのが、全国各地を巡る引退カウントダウンイベントでした。全国各地のファンのもとへ足を運び、6月には「夏目響引退ファン感謝イベント」も開催されました。

7月には写真展「君と過ごした時間」も開催され、これまで応援してくれたファンとの思い出を、さまざまな形で刻んできました。

そして迎えた8月29日。最後のイベント会場となったラムタラ秋葉原店では、フロアだけでなく廊下や階段にまで超特大のぼりやポスターの装飾が施され、最後の日を迎える彼女を送り出す特別な空間が作られていました。会場を見渡しながら、響ちゃん自身もその思いを噛みしめていたことでしょう。
最後だからといって、しんみりするだけではありません。サインや撮影、ツーショット、そして「ありがとう」を伝えるための特典など、最後の最後までファンと近い距離で向き合う時間が続いていきました。笑顔を見せる響ちゃんと、その姿を惜しむファン。そこには、引退イベント特有の寂しさだけではなく、「6年間ありがとう」という感謝があふれていました。

響ちゃんに引退イベント当日のコメントをいただきました。
――AV女優として最後のイベントを迎えた心境を教えてください。
「『ついに来たなあ』という感じですね。さすがにそろそろ実感が湧いてきて、毎月いろいろな場所でイベントをやらせてもらって、8月だけでも4回目なんです。8月に入って、1回やるごとに残り3週間、2週間、1週間と減っていって、『あと一つか』って、今になって実感して、少ししんみりしています」
――今後はどういう状態になりますか? 引退イコール廃業ですか? それとも卒業という感じですか?
「まだ決めかねています。どうするか本当に決めていないので、年内はゆっくり考えようかなと思います」
――いい報告をお待ちしております。その間、SNSはどうしますか?
「SNSは消すつもりはないので、そのまま残します。頻繁に更新するかというと、作品が今までみたいに出ないので、たまの更新にはなるけど、SNSは続けると思います」
――最後に卒業にあたって、ファンの方へメッセージをお願いします。
「約6年半、皆さん本当にお世話になりました。いろんな作品に登場して、結構幅広く演じられたかなと思うんです。皆さんの性癖はやっぱり幅広いので、そのうちの一つでも、お気に入りの作品があったらうれしいです。そうしたら、やっぱりやってきた甲斐があるかなと思えるので。VRまでまとめられた総集編が発売されたので、今がちょうどいい買い時かなと思うんですけど、それにちなみ、ちょっと長くなるけど絶対に言っておきたいことがあるんです」
――どうぞ。
「『AV5年ルール』というものがあって、今のAV女優、男優には、販売開始から原則5年が経過した作品について、作品を取り消す権利があるんです。これからどうなるかわからないんですけど、もし将来的に、その権利を私が何らかの理由で使う可能性も出てくるんじゃないかなと思っています。なので、今のうちに私の作品を買っておいてください。DVDも新しく刷ることはないのかもしれないので、配信でもいいので、手元に置いておいてください。特にお気に入りの作品は、手に入るうちに買っておいてほしいです。これはちょっと言っておきたかったことなんです。
そういうわけで、皆さんにいろいろ支えられた6年半、本当にありがとうございました。このインタビュー記事も、皆さんとの思い出になったらうれしいです。これまで本当に応援ありがとうございました」

デビュー当時は「名前はまだない」でした。しかし、今では誰もが「夏目響」という名前を知っています。
AV女優として作品を届けるだけではなく、ピンク映画に挑戦し、ステージに立ち、海外にも足を運び、そして何よりイベントを通してファンと直接向き合ってきました。その一つひとつの積み重ねが、彼女自身の歴史になったのです。
6年間、ファンとともに作ってきた思い出が、この日を境に消えてしまうわけではありません。初めて作品を見た日のこと。初めてイベントで会った日のこと。何度もイベントに通ったこと。作品を見て元気をもらったこと。そんな一人ひとりの記憶の中に、夏目響という名前はこれからも残り続けるのです。
6年間、本当にお疲れさまでした。そして、たくさんの思い出をありがとうございました。夏目響という名前は、これから先もファンの心に響き続けることでしょう!
(写真・取材:神楽坂文人)


