乙武サンの不倫騒動で急きょ注目されつつある〝障害者の性〟。
障害者にも性欲あったんだ!なんてコトで驚くなかれ。
風俗だってあるんです!
障害を持った方が自信をつける手助けができると嬉しいよ
障害者にも性欲は当たり前にある!?
乙武サンの不倫騒動から、にわかに注目を集めている“障害者のセックス事情”。障害者の方にも性欲があるなんて、そんなの当然のことなんですが……。
今回、障害者のセックス事情を良く知る、障害者専用のデリヘル『はんどめいど倶楽部』のオーナー、山本さんに話を伺いました。
「一般の方はスキャンダラスな不倫報道としてみてるんでしょうが、障害者の方の一部には、五体不満足の乙武さんがあれだけ女性と遊んでるなら、自分も遊んでいいんじゃないかと思った方が多かったようで、報道後明らかにご新規のお客様が増えてます。間違いなく、障害を持った方が自信を持つきっかけになっていると思いますよ」
と山本さん。今まで、普通に恋愛し、セックスし、結婚する障害者もたくさん見てきたそう。
「うちで働く女のコの中にも、指名で接客しているうちに、お互い恋愛感情が芽生えて……お客さんとくっついたコが何人かいるんですよ」
働いているのは障害者に理解のある献身的な女性たち。そんなコと巡り会えれば幸せですよねぇ。
「合コンをやったこともあるんですよ。風俗で遊ぶより、恋人ができたほうが嬉しいでしょ? でも、恋愛って偶然のマッチング。合コンを開いても、うまくいかないことが多い。障害者の方には内気な人が多いからね」
バリアフリーなラブホは少数だから
……さてと、話を本題の風俗に戻しましょう。元々、障害者の施設で働いていたことから障害者専用の風俗を立ち上げることになった山本さん。実際やってみて驚いたことは?
「バリアフリーのラブホが少ないよね。だから、施設に呼ばれるケースも多いんです。そういうときは、消灯時間がすぎてからコッソリ裏口から内通者に入れてもらうんですよ。真夜中の出勤が多いというのは、正直予想外でしたね」
ちなみに、女のコがひとりで衣類の着脱や入浴の介助などができない重度の障害があるお客さんの場合は、介護経験のある山本さんがベッドに移動させるなど介助を行い、プレイの準備が整ってから女の子とバトンタッチするのだとか。
なるほど、どんな障害を持った方でも安心して利用できるというわけですね。
障害は自分とは無縁……と思いがちだが、交通事故や脳卒中などで障害を負う可能性はゼロではありません。いつかのために、心に留めておくといいかも?
中山美里 アダルト分野に妙に長けた女ライター。近著に風俗嬢のルポ「漂流遊女」。 Hなニュースサイト『JESSIE』をやってます。ヨロシク!!
(掲載/「実話大報」2016年7月号)