めぐり そうです。今、早起きしてお弁当作ったりしてると、人妻ってこういうことを旦那さんのためにしてるから母性本能が出てきたり、誰かのために頑張ってる健気な感じが出たりするのかなと思ったりして。
そういう雰囲気も自分も出したくてやってみてるんですけど、周りに「大人っぽくなった」「雰囲気が変わった」ってよく言われるようになりましたね。
ーー変わるものなんですね!
めぐり はい。自分では意識してなかったんですけど、お弁当って細かい作業が多いから、指先の仕草がきれいになったともよく言われますね。
ーーそれも、大きな意味では役作りに近いですよね。そういうことって、めぐりさんは自然にやっていることなんですか?
めぐり うーん、役作りというよりは、自分に欠けているものはなんなんだろう? っていう自分探しに近いですね。
女性って、だんだん切羽詰まってくるんですよ。周りを見たらみんな結婚してて、やばい私だけ結婚してない、何が足りないんだろう? って自分探しを始めて、考えた結果、お弁当とか内面磨きとかに向かったんですけど……。
でもやっぱり本当に結婚を経験された方って、独特のエロスが出てるんですよ! 物腰が柔らかい感じというか。
ーーめぐりさんご自身は、ご結婚は考えたりされます?
めぐり 人妻のエロスには憧れるんですけど、私が結婚したら……危ないかもしれないなぁ。30半ばを過ぎるぐらいから性欲がすごくなりそうな予感がするんですよね。
不倫とかも考えただけでムラムラしちゃうし。結婚自体はしたいと思うんですけどねぇ……。でも、結婚すると私のこのおっぱいはもう終わりじゃないですか。一人に独占されちゃうと、おかわりもいただけなくなっちゃうし、自由がなくなっちゃう。
ワガママな私としては、もう少し自由でいさせてほしいですね。
■いつもめぐりさんのインタビューのときは、めぐりさんのペースに完全に乗せられてしまう。今度こそ乗せられずに話を聞こう! とするものの、乗せられるのが楽しすぎて結局また乗せられてしまった。
でも、それがめぐりさんの最高なところだなぁ、と再確認した。(雨宮まみ)
(インタビュー・雨宮まみ)