AV見たことなかったのにAV女優になりたかった?
——抑えている分、余計にそのことばかり考えちゃったと。でも、セックスはどういうものかっていうのは、知ってたんですよね。
戸田 それは保健体育の授業で知っていましたけど、みんな本当にこんなことしてるのかって驚きました。自分とはかけ離れた世界というか、ファンタジーだと思ってました。
——ケータイでこっそりAVを見たりもしなかった?
戸田 見なかったです。直視できませんでした。こっそり見るということができないんです。
——興味はあったんでしょ?
戸田 全然ありました。でも、意識してるからこそ見れないんです。気になるから、できるだけ考えないようにしてました。
——じゃあ、AVに対して嫌悪感みたいなものがあった?
戸田 いえ、むしろAV女優になりたいって思ってました。
——えええっ? 見たこともないのにどうして?
戸田 見たくないなと思うものを、そのままにしないで肯定したいという気持ちがあるんです。
一番苦手で見られなかったものだから肯定したい。否定してるものでお金を稼いでご飯を食べたかったんです。そうしたら肯定できるじゃないですか。
——ううむ、なんか極端な理屈のような……。でも、実際にはセックスから目を背けていたんですよね。それじゃ、オナニーもしなかった?
戸田 それは……、めちゃくちゃしてたんです。
——してたんだ(笑)。
?インタビュー後編はコチラ
【処女でAVデビュー戸田真琴インタビュー】「撮影で初めてオナニーしたとき、スタッフの方からめちゃくちゃ拍手があがったんです。『こんなエロいオナニー、初めてみた』って」
(掲載:「月刊DMM」2016年8月号 インタビュー:安田理央)