普段はクールなまゆちゃんも最後には喜びの感情を露わに
ニットのチューブトップワンピース姿から薔薇模様のモノトーンなワンピースへ着替えて登場。薔薇の花とは意味深な衣裳です。
2部はロックバンド・イツエの『言葉は嘘をつく』からスタート。タイトルがこれまた意味深。カバー曲もメッセージ性が多い楽曲を選んでる傾向があります。
2部のMC第一声は「着替えちゃった、フフフ」と恥ずかしそうに呟くまゆちゃん。
「今日お気づきの方もいるかと思うんですけど、私、普段着もそうなんですけど、いつもボーイッシュな格好で歌っているんです。ジーパンとパーカーみたいな(笑)。
いつも大切なステージなんですけど、ギャップを狙っちゃいました。みんなにかわいいって言われたくて(笑)」
とギャップ萌えを狙った衣裳に会場からは「かわいい!」の声が続出。
その後はオリジナルの『その花ちぎれば』、『声』、Janne Da Arc(ジャンヌダルク)の『仮面』と立て続けに3曲を熱唱。
『その花ちぎれば』と『声』はまゆちゃんの曲の中でも比較的アップテンポですが、この日はジャズアレンジでしっとりと聞こえました。
「『その花ちぎれば』と『声』はアコースティックのライブでは初めて歌いました。ちなみにいちばん最初に歌った『ラブレター』は私が初めて作詞させて頂いた曲です。
結構、暗めなんですけど、フフフ、機会があればまたそういうの(作詞)が出来たらいいなと思います」
と作詞にも情熱をみせます。
以前にもみるじぇねライブで歌ったヴォ—カロイドのみきとPの『サリシノハラ』を歌いライブもいよいよ終盤。
「楽しすぎてあっという間なんですけど、次で最後の曲になっちゃう」と言うと、「え〜!」と残念がる声が会場中から沸き上がります。
「話が苦手なんで、歌を歌って何かが伝わると嬉しいな。しゃべるのが下手なんで歌で届けられたらいいなと思ってます」
と歌に秘めた思いをメッセージで伝え最後の曲に。
最後はヴォ—カロイドで曲を発表する蝶々Pの『心做し』を披露してステージを去ります。
しかし、客席からはアンコールの拍手が鳴りやみません。まるで、飢えた心にまゆちゃんの歌声を欲するかのごとく、拍手が大きくなっていきます。
そこにまゆちゃんがオリジナルニットキャップとオリジナルTシャツを着用し、定番のジーンズ姿で三度登場!
代表曲のオリジナル『ひかり』を歌い上げます。この曲を聴くたび誰もが切ない思いを共有します。名曲中の名曲です。
歌い終わった後、さらに拍手が大きくなります。
その拍手の中「今日は本当に本当に本当に本当に楽しかったです!!」と大絶叫!
ポーカーフェイスでクールなまゆちゃんの真の感情が爆発した瞬間でした!
そしてアンコール最後の曲は『starlit sky 』。こちらの曲も胸が締めつけられるような歌詞とメロディで会場のファンも感動。
全曲、歌いきったまゆちゃんに拍手と歓声が惜しみなく送られ、素晴らしいエンディングを迎えました。
最後はバンドメンバーとがっちり手を握りカーテンコール。
緊張から解かれたためか、満足感からかこの日いちばんの笑顔を見せてくれたまゆちゃんでした。(しかもバッチリカメラ目線!)
「しゃべるのが下手なんで歌で届けられたら」と語っていたまゆちゃん。
まさにこの日、まゆちゃんの大切なものを観客は受け取ったことでしょう。この思いを受け取るにはやはりライブがいちばん!
2017年は1月から「ミルジェネ新年会2017」と題し下北沢でフルバンドライブを行うみるじぇね。
もちろん、みるじぇねには欠かせないまゆちゃんも出演が決定しているので、ぜひ生歌を体感して下さい。
2016年、様々なライブで魅了したMilkyPopGenerationは来年も突っ走ります!
(撮影・取材:KKフォトグラフ)