ベランダの黄色いハンカチは、不倫妻のSEXサインだった……。
そんなAVのような話が現実にも存在。保険営業マンが明かした!
浮気の夫バレを確実に防ぐ手段
ある日の夕方、隣家の人妻、奈央が玄関の前で酔い潰れているのを見かけた青年、健司は、介抱のために彼女を自宅に招き入れた。奈央の寝姿に欲情した健司は、思わず唇を重ねてしまい……不貞関係に陥ったふたりは以来、密会の合図を作って逢瀬を重ねていく。その合図とは、一枚の黄色いハンカチ。これがベランダに干してあれば、「自宅に来て」のサインだった――。
4月25日にマドンナから発売された若菜奈央主演のAV『団地妻の黄色いハンカチ』は、こんな不倫ストーリー。小道具として使われているハンカチを見て、きっと懐かしの映画を思い浮かべる人も多いだろう。
しかし、こうした小道具を使ったサインは、実際の不倫現場でも案外使われているという。保険営業マンとして都内を回る浅井氏(39歳・仮名)はこう話す。
「保険の営業でY団地を回っていたとき、305号室の人妻に誘惑されたんです。そしたらセックスが終わった後、『来て欲しい日には分かるようにしておくから、また会いに来て』と言われましてね。それ以来、ときどき玄関先に鉢植えの花が出るんです。もちろん鉢植えが出ている日は『セックスして』ってサインです」
なんとも羨ましい話だが、逢瀬の約束なら電話やSNSでやりとりしたほうが手っ取り早いと思わなくもない。が、これにはその人妻なりの理由がある模様だ。
「彼女のダンナさん、かなり嫉妬深い性格らしく、着信履歴から何から毎日欠かさず調べられるそうなんです。なので、彼女としては浮気の証拠になるようなものは一切残したくない、と。それには、このようなアナログな手法をとるのが一番確実というわけです。まぁ僕としても浮気バレは困るし、なにより映画みたいで情緒があっていいじゃないですか(笑)。『今日は鉢植え、出ているかな?』とワクワクする気持ちがあれば、外回りも楽しくなりますしね。ちなみに彼女とは頻繁にセックスしていますが、未だに電話番号もメールアドレスもラインも知りません」
そこまで夫に怪しまれながらも、なおも浮気をやめようとしないとは、欲求不満妻おそるべし。なにやら浮気にかける執念のようなものまで感じられる。
玄関にかけた赤い傘の意味は?
しかしなかには、別の目的で“SEXサイン”を使う人妻もいるようだ。
「私の家には、いろんな業種の営業マンがセックスしにくるの。でも鉢合わせしたら、さすがにマズイじゃない? それでセックス中には玄関のノブに黒い傘をかけて、“今誰もいないから遊びに来てもいいわよ”ってときには赤い傘をかけておくようにしてるのよね」
というのは、専業主婦の坂井萌さん(33歳・仮名)。サインを使い分けることで、浮気相手により具体的なメッセージを伝えているというわけだ。こうなると、もはや手旗信号に近い。
「だって『あん、あん』言ってるときにいきなりピンポンって押されたら興ざめしちゃうでしょ。やっぱりセックスしている最中は、目の前の男に集中したいのよ」
現在5人の営業マンと絶賛不倫中という萌さん。このサインは、ヤリマン主婦ならではの知恵だったのだ。
ハンカチに鉢植え、そして傘……。もし団地にこうした物が不自然に置かれていたら、それは不貞妻のセックスサインかもしれない。
(掲載/「実話大報」2017年6月号)