横浜黄金町◎怪しいネオンが男たちの欲望を誘う街
戦後間もない頃は関東屈指の青線地帯として知られ、その後も一大風俗街して栄えた横浜の黄金町は、2005年“バイバイ作戦”と名付けられた浄化作戦によって壊滅した。
記者がそんな黄金町を訪れたのは、バイバイ作戦の始まる5年前で2000年頃。すでにその頃、この界隈の風俗嬢は外国人が主流になっており、日本人女性の姿はほとんど見当たらなくなっていた。
しかしそのぶん、街は多国籍街ならではの雑然とした活気にあふれていた。
当時は戦後の青線時代の名残をとどめた小料理屋など、およそ200軒ほどが営業しており、店先にはさまざまな肌の色をした外国人女性が客待ち。通りを歩いていると、次々に 「オニーサン、暇なんでショ。ちょっと寄ってテ」 「ネー、アッタマローヨ」 などとカタコトの日本語で呼び止めてくる。
ちなみに女のコは韓国や中国、タイ、フィリピンなどのアジア系が多く、それ以外ではコロンビアなどの中南米がチラホラという感じ。そのなかには、なぜかセーラー服を着たタイの女性もいたが、どんな意図があってそんなコスプレをしていたのかは謎。おそらく本人もわかっていなかっただろう。
女のコのなかにお気に入りが見つかれば、各店の2階にある小さな部屋で一発いたす、というシステム。料金は20分~30分で1万円ほどだが、売れ残ったコに直接交渉すれば8000円くらいに値切れた。
現在は消えたネオンの代わりに、芸術家の招聘に力を入れる黄金町。アートの街として再生を図っている。
(記事引用元=ズバ王)
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