風俗でバイトをしたけれど…
「ホントに話だけですよ。ハメ撮りとか私、しないですからねぇ?」
と言って、笑いながらソファに座ると女性は涼子と名乗った。
「さっき私がオモチャ売り場で話してた男? だからぁ、私から声をかけて……簡単に言えば逆ナンってヤツ? でも、この後デリヘルを予約してるからダメだって、断られちゃったんだよね(笑)」
聞けば、仕事のストレスが溜まると、あのようにアダルトショップで逆ナン行為に及んでいるのだとか。
「仕事のストレスって何よ。ナースかなんか?」
「近いかも。私、こう見えて介護士の仕事してるんだよねぇ。施設に行って、お爺ちゃんとお婆ちゃんのお世話してるの」
ナンと、人は見掛けによらないとはこのことだ。正直、キャバ嬢か風俗嬢だと思っていた……そう言うと彼女は顔をくしゃくしゃにして笑った。
「実は一度、ストレス発散が目的で風俗のバイトしたことがあるの。でもさ、基本こっちがご奉仕するわけだから介護の仕事と変わらないじゃん、みたいな。それに、お店に内緒で本番してたけど、お金が絡むと全然気持ちよくないの、不思議なもんで(笑)。だからさっき逆ナンしてたのも、援交持ちかけてたわけじゃないんだよね。ただ普段の自分じゃない、悪い女になってエッチしたというか……」
と話す涼子。よほどストレスフルな職場なのだろう、弾けたくなる気持ちもよく分かる……そう思いながら記者が視線を落とすと、超ミニのワンピースの股間に横縞の派手目なパンティが目に入った。
普段の下着は白の上下ですよ
「仕事のときも、そんな派手な下着付けてるの?」
「やだぁ、見えてた?」
裸にはならなくていいけど、下着姿だけでも撮らせてくれないかと頼んでみると……。
「仕方ないなぁ(笑)。でも、仕事中は白の上下だよ」
ニヤリと笑いながら、ワンピースを首もとまでまくってくれた。腰のくびれた線の細いボディだが、胸の谷間が魅力的だった。
「さっきまで、逆ナンしてセックスする気マンマンだったわけだよね?」
すると、彼女は顔を赤らめてこう言った。
「そりゃしたいよ。でもそっちは写真を撮りたいんでしょ? 絶対ムリ、下着姿で限界ですから(笑)」
「じゃあ、写真なしでいいよ。あとで文章だけ書くから」
「え……いいの? 仕事にならなくない?」
「いいよ、それより涼子さんとセックスしたいし」
「ホント? じゃあ……」
その後、記者は奉仕を求めず、ひたすら彼女を感じさせることに集中した。
「ああ、気持ちいい……」
彼女は愛液を溢れさせ、それに応えてくれた……。
(掲載/「実話大報」2017年11月号)