セックス以外の目的で入ることはまずない、ラブホテル。
それだけに、男女とも快感ぼけしちゃう人たちが多いからか、非常に忘れ物が多いらしいのだが……
ラブホテル従業員が衝撃の忘れ物を暴露!!
日用品のほかにアダルトグッズ
セックスの余韻に浸りながらラブホを出たものの、電車に乗って忘れ物に気がついた、なんて経験がある方も多いはず。そんなとき、あなたはどうしますか?
「ラブホテルって、こっそり入ってこっそり出る場所って感じですよね。私たち従業員と顔を合わせただけでも気まずそうにするお客さんがほとんどです。だからか、部屋に忘れ物をしても 取りに来ないケースが多いんですよね」
今回、貴重なラブホの裏話ネタを暴露してくれたのは、池袋の某ラブホテルに清掃員として勤務するの男性・Tさん(54歳)。
ちょっと高価そうにみえる腕時計や指輪ですら、持ち主が現れぬまま保管されている場合が多いそうだ。
「ちなみに、うちの場合は忘れ物の保管期間は半年。それが過ぎたら質に流します。〝忘れ物を取りにいきたい〟と連絡があった場合は、名前と連絡先をお聞きして、念のため身分証明書を確認させていただいた上でお返しする決まりになっていますね」
聞けば、電車やバス、タクシーの忘れ物と同様、傘や帽子、メガネといった日用品が多いようだ。
しかし、意外に多い忘れ物というのが……。
「バイブやローターといったアダルトグッズですね。大人のオモチャを忘れましたとは、なかなか言えないんでしょう。取りにくるのも恥ずかしいでしょうし、まず持ち主は現れません。あ、そう言えば……」
と、なにか思い出した様子のTさん。
「一度、男性からバイブを忘れたという連絡があったんですが……取りにきたのは、明らかにノーブラの女性ということがありました。こうなると、完全にプレイの一環ということなんでしょうね(笑)」
なるほど、もしかしたら、忘れたのも〝わざと〟だったのかもしれませんな。
現金はきちんと警察に届けます
そのほかにも、思わず『えっ?』と聞き返してしまうような忘れ物がラブホには多いとか。そして、それらがときに、ラブホの清掃という単調な仕事に驚きや笑いを生んでくれるのだというTさん。 そんな中、従業員一同にどよめきを起こすのが、大金が入った財布の忘れ物。
「私が見つけた現金の最高金額は50万円弱だったんですけどね。同僚のオバサンは、以前働いていたラブホテルで100万が入った紙袋を見つけたことがあると言っていました。こういった場合は、保管しないですぐに警察に届けることになっています。保管しててなくなったりして、もしも持ち主が現れたら大変なことになりますからね」
濡れパンティをドライヤーで?
さらに、困ってしまうのが〝これは忘れ物なのか、それともゴミなのか?〟と迷ってしまうケース。
「一番多いのはパンティです。ゴミ箱に入っていれば迷わず捨てられるんですけどね……布団の下に潜り込んでいたりすると、一応、忘れ物として保管しなきゃいけないじゃないですか。パンティのクロッチ部分がビショビショに濡れてたりすると、ドライヤーで乾かしてからビニール袋に入れて保管します。興奮? 面倒臭いばっかりでしませんよー(笑)」
その女性がノーパンで帰ったのかどうかも気になりますが……利用する側は、ゴミならゴミで、ちゃんとゴミ箱に入れて帰らないといけませんなぁ。
また、あるときはこんなケースもあったそうだ。
「部屋を掃除していたら、デジカメの忘れ物があったんです。男性からすぐに連絡があり、取りにいらっしゃることになったんです」
ところが、この男性。どうやら、少し変態ちっくな性癖の持ち主だった。わざわざ夫婦ふたりで受付に現れたそうで……。
「中身、見た?」
「いえ、決してそのようなことは」
「なんで? 普通気になって見るでしょ? っていうか見て感想教えてよ」
「いえいえ、奥さまも横にいらっしゃいますし」
「こいつが興奮するから連れてきたの。ホラ、かせよ。これ、このオマ●コのアップ、エロいだろぉ? どうよ、この濡れ具合!」
こんなやり取りの後、真っ赤な顔をしてうつむいている奥さんの横で、半ば強引に夫婦のハメ撮り画像を見せられたそうなのだ。
さらに!「普通、それ忘れないでしょ?」という極めつけは……?
「封筒に入った婚姻届の忘れ物です。しかも、あとは提出するだけって感じで全部記入済み。さすがにビックリしましたね〜」
ラブホでセックスしていた相手が婚約者だったとしても、そんな大事なものを忘れるとは……。それが原因で破談になってなきゃいいんですけどね!
以上、知られざるラブホテルの忘れ物事情でした!
(掲載/「実話大報」2017年11月号)