痴女に乱交、SMプレイ。
常識人を装う女性に限って、実はこんな変態セックスにドハマリしていたりするものだ。
素人女性が、その秘密を暴露した……
愛撫のテクに心が支配されて
彼とは1年ほど前、出会い系サイトで知り合いました。初めて会ったときの印象は“どこにでもいる冴えない雰囲気のおじさん”。当時は夫とセックスレスが続いていて、出会い系にハマったのも溜まった性欲を解消するため。早い話、その場限りのセックスを楽しめれば、相手は誰でも良かったです。ですから、彼と会ったときも、
(52歳って言ってたけど、ちゃんと勃つのかなぁ)
と少し不安に思った程度で、それ以上の感想はとくにありませんでした。
でも実際にセックスしたら、印象がガラリと変わりました。巧みな愛撫と激しいピストンで、何度イッたか分からなくなるくらいイキまくってしまって……。最後は腰が抜けたみたいになって、1時間ほど立ち上がれなかったほど。こんなエッチの上手い人との関係を一度だけで終わらせるなんてありえない。妻子がいるから大っぴらには会えないってことだったけど、今後も会ってもらうように私から必死に頼み込みました。
「キミがそこまで言うなら、会ってもいいよ。ただし、会うのは僕から連絡するときだけで、キミからは一切連絡をしてこないこと。そしてセックスは僕のしたいプレイだけをすること。このふたつを守ってくれるならね」
聞けば、彼の性癖はなんとドS。つまり彼がしたいプレイとはSMプレイのことでした。しかし私に選択肢はありません。彼の突き付けた条件を飲むことを決めた私は、この日からドMペットになったんです。
彼が私に連絡してくるのはいつも突然。
「1時間後に池袋まで来れるなら、会ってあげるよ」
もちろん連絡があれば、どこにも行きます。彼は基本的に私の事情にお構いなし。夕食を作っている最中に呼び出されることもあります。夫への言い訳が大変ですが、友だちに口裏合わせを頼んでいるいためもあって、今のところバレてません。
極限状態の後に最高のご褒美!
プレイは、最初こそ目隠しや拘束程度でしたが、逢瀬を重ねるうち、どんどんハードになってきました。
最近は全裸にコートという格好で、リモコン式のローターを装着したまま繁華街を歩かされています。
全裸にコートって、一応大事なところは隠れてますが、誰が見たって不自然。すれ違う人はことごとく二度見してくるし、もうバレバレ。しかも数メートル後ろをついてくる彼がちょくちょくリモコンのスイッチをオンにしてくるから大変です。
この前はスイッチを入れられた途端、あまりの快感に立っていられなくなって、その場に座り込んでしまいました。すると、近くにいた人が心配そうな顔で、
「どうされました? 具合が悪いようなら救急車を呼びましょうか?」
なんて言ってくるから焦ってしまいました。
「だ、大丈夫ですから……」
私は誤魔化して立ち去ろうとしたけど、彼がずっとスイッチをオンにしたままだから、よろめいちゃってまともに歩けないんです。
「大丈夫じゃないでしょう」
と、フラフラする私の体を支えようとしてくれた親切な人に、最後は
「さ、触んないで!」
って、まるでチカンに対するように大声を出してしまいました。怪訝そうな顔で去っていったあのときの方には、本当申し訳ないことをしたと反省しています。
もちろん彼はそんな一部始終を遠くからニヤニヤしながら見守るばかり。ああ、この人は本当に鬼畜なんだって思い知らされました。
でも、そうやって極限状態まで追い詰められた後、彼はいつも最高のご褒美をくれるんです。もちろんそのご褒美とは……。
「キミの困った顔は、最高にエロいね。もっともっと困らせたくなるよ」
そう囁きながら、キスやクンニをされると、もうそれだけでウットリ。
「あなたが望むことなら、私なんでもする。もっともっと、私を困らせて」
なんて返す私。我ながらすっかり調教されてしまったんです。
そしてこの日、激しいピストンで何度もイカされた後、彼は私にこんな提案をしてきました。
「今度はセックス中にダンナさんに電話をかけてアエギ声を聞かせてみようよ」
それが危険な提案なのは分かっています。でも私はきっと断れません。だって彼のドMペットですから。
(掲載/「実話大報」2018年2月号)