今年も発表されました“映画の祭典”第91回アカデミー賞!
となれば…そうです!
今年もヤリますか!
第4回エロ版『アカデミー賞』!
今回AV業界に精通するプロライター、沢木毅彦氏、安田理央氏、東風克智氏のお三方を編集部に招き、独断と偏見に基づき勝手に選ばせて頂きました。
いよいよ最終回! 後編の発表をお送りします!
第4回『AV【勝手に】アカデミー賞』に選ばれたのはこちら!
※すべて敬称略です
【女優部門】
最も幅広く活躍したキカタン女優に贈られる『AVデミー賞』
――さあ、アダルトアカデミー賞も大詰め! ここからは女優部門に移ります。まずは最も幅広く活躍したキカタン女優に贈られる『AVデミー賞』ですが、いかがでしょうか。
沢木 2018年は美谷朱里に賞を上げたいなと思って来たんですよ。彼女のファンは『杭打ちピストン騎乗位で白く泡立った愛液まみれチ○ポをフェラしては再びマ○コに迎え入れるPtoMセックス』(アリスJAPAN)を高く評価していて、美谷さん本人も一番ハマったプレイとしていますね。これは最初のオナニーから取り憑かれたようにやっていて、いい作品だよ。この作品を撮った赤井彗星監督は美谷さんのデビュー当時にもMOODYZでフェラものを撮っているんだよ(『連続射精するほど快感悶絶!! こねくり回しお掃除フェラ』)。この作品は経験を経た美谷さんによるパワーアップ版とも言える。それに美谷朱里はながえSTYLEでもすごくいい作品に出てたりするし、胸糞注意でおなじみのJET映像にも出てるしね。伊達にスカパー!アダルト放送大賞の女優賞にノミネートされているわけじゃないね。
――本人はデビュー当時「演技は自信ないんです」なんてインタビューで言ってましたが。
沢木 2年目の去年、大きく羽ばたいたんだよ。撮影も月に10何本と入っていたしね。
東風 美谷さんはスカパー!の投票の呼びかけでずっとダンスの映像を上げてましたね。それが好評でした。
沢木 それと、ちょっと休業したけど高杉麻里。ボクからはこの2人かな。
東風 2017年デビューのキカタンはちょっと特殊ですね。個人戦というよりも団体戦のような感じで。
安田 団体戦?
東風 名前の出た美谷朱里ちゃんをはじめ、神宮寺ナオちゃん、枢木あおいちゃん、あずみひなちゃん、星奈あいちゃん等々が2017年デビュー組なんですが。
――みんな個性の強い女優ばかりですね。
東風 それだけじゃなくて、横の繋がりがすごいんですよ。この子とこの子を組ませてもいい、この子とこの子だとまた違った感じでいい、と。だからあたかも団体戦みたいなんです。
沢木 佐々波綾も引退しなかったらこの輪の中に入っていただろうね。
東風 そうですね。そしてこの流れは世代交代を果たしたという印象がありますね。
安田 この2017年キカタン組のリーダーは誰になるんだろう。一個前の世代だと椎名そらがリーダーという感じがあったよね。
東風 うーん、1人に決めるのは難しいですね。キャラ的には星奈あいちゃんなんですけど(笑)。いろいろありましたし、裏のボスにしておきましょう(笑)。
安田 (FANZAの女優ランキングを見て)今、篠田ゆうが上位に来てるのもすごいよね。
――篠田さんはもう3度目か4度目のブレイクですね。
東風 カワイイ女の子のデカ尻ブームっていうのが来てたんですが、いつの間にか篠田ゆうさんが出てきましたね。
――女の子というよりお姉さんという感があります。
安田 トップに立つという感じの人ではないし、「A級」の人ではないよね。
沢木 篠田ゆうはトップに立ちそうになったら、ちょっと身を引くというのを心掛けているそうだよ。賞レースも大っ嫌いだって。
――アダルトアワードの日もSOD女子社員のイベントに出てましたし、そういうのを意識してやっている人なんですね。ちなみに月刊FANZAで半期に一度行っている「このAV女優がすごい!」では枢木あおいちゃんが1位でした。
東風 おれもこの賞で推すとしたら枢木あおいちゃんなんですね。もう…演技とかそういうのを越えて単純にかわいい! 関西弁もいいし。VRのかわいさなんか、もう尋常じゃないですよ!
沢木 僕も見たけど、妹キャラで痴女で京都弁がすごくかわいいよね。
東風 方言だけでずっと聞いていられるんですよ! 淫語は「誰かも同じセリフ言ってたな」って気になりがちなんですが、方言ってだけで急に新鮮さを感じられるし。
安田 だけど、これだっていう一本がないんだよね、彼女。
東風 そうなんです。気付いたらすごくいい女優になっていたという感じですね。
沢木 枢木あおいは『小悪魔すぎる彼女の友人の誘惑に負けて犯され中出しさせられ続けた』(痴女ヘブン)がすごく名作ですよ。
東風 『今日これから…君の乳首、犯しにイクね』(ドリームチケット)の小悪魔っぷりもいいですよ。
――この作品を撮ったさもあり監督もかなりお気に入りみたいですからね。
安田 アタッカーズのも良かったよ(『絶対レイプ 可愛い女子大生編』)。それほど抵抗はしないんだけど、あきらめるのが良かった。無表情になる感じが。
東風 私服がちょっとやんちゃなのもまたいいんですよね。そんな子がこんな作品に出てる、みたいな。
――どんどんマニアックな視点になってきましたが(笑)。
安田 おれは阿部栞菜さんを推したいね。
沢木 熟女系の人だよね?
安田 ホントは若いの、あの人(※デビューは32歳だが、その後インタビューで20代半ばであることを告白)。去年はこのくらいの年齢の人が目立ったなあという印象がある。熟女に入れられるけど、もう少し若い女優さん。
――ああ、れいか先生(橋本れいか)さんもですね。
沢木 凛音とうかさんとか。
安田 昔はこの年齢層がどっちつかずで売れなかったけど、今来てるんじゃないかなと。当然熟女ものによく出るんだけど、熟女メーカーのリリース本数が多いから活躍している感じはあるよね。
東風 ロリがこのご時世で控えなきゃいけないから、その反動なんですかね? でも確かに去年すごかった君島みおさんも同じカテゴリーの人ですね。
安田 松下紗栄子さんも50代以上の男性から熱い支持を受けてるしね。
(と、ここから自分の好みの女優語りが始まってしまったため、AVデミー賞は該当無しです…すみません…)
最も輝いた専属女優に贈られる『エロデミー賞』
――そして次は最も輝いた専属女優に贈られる『エロデミー賞』ですが!
沢木 ぼくがノミネートしてきたのはMOODYZの七沢みあ・プレステージの春咲りょう・同じくプレステージの乙都さきのですね。この3人は平均的に作品が良かったです。次いで橋本ありなかな。共通しているのは2017年デビューなんですよ。
――やっぱりその位のキャリアの子が活き活きしているんですかね。
東風 おれは坂道みるちゃんを新人枠として考えるなら、小倉由菜ちゃん。専属なのに、半年に一回大量ごっくんをやるなんてすげえなって。
安田 完全に自分の性嗜好のみで選んでる(笑)。
東風 そうですよ! SODは本庄鈴ちゃんも唯井まひろちゃんも超逸材ですが、まだキャラを100%活かした代表作がないんですよ!
安田 あー。
沢木 同感。
――みんなSODにおける本庄鈴と唯井まひろの扱いについて同じことを思っていたとは(笑)。
沢木 でも小倉由菜ちゃんはデビュー作から素晴らしい出来でした。専属女優は1年で12本出るわけだから、その半分くらいはちゃんと抜ける作品であって欲しいよね。
東風 そう考えると全作抜けるし話題になっているのはやっぱり坂道みるちゃんなんですよね。
安田 おれもさんざん迷ったんだけど、吉沢明歩がいいかなって(笑)。
――やっぱりここもなかなか定まりませんね…。
(その後、紗倉まながトップ女優にあぐらをかくことなく意欲的な作品に出ていること、一年に一度しかリリースのない仲村みうは選考対象になるのか?などありつつも結局保留に…)
《次ページに続く》