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【OP PICTURES+フェス2020舞台挨拶レポート!】山岸逢花、小梅えな、吉根ゆりあがピンク映画初出演! 新人監督発掘プロジェクト受賞監督の注目作は話題を呼び大盛況に!

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ピンク映画の祭典「OP PICTURES+フェス2020」

ピンク映画を製作する大蔵映画のOP PICTURES+レーベルによるR15ピンク映画の祭典「OP PICTURES+フェス2020」が今年も華々しく開幕。一時期はコロナ禍で開催も危ぶまれたが、今年もテアトル新宿に堂々の帰還!

今年は10月16日~10月29日の間、東京・テアトル新宿で17作品が上映。 「OP PICTURES+レーベル」はひとつの作品をR18+とR15+の2バージョンで制作。濡れ場をコンパクトにし、ドラマ部分をより充実させたR15+をOP PICTURES+シリーズとして一般劇場で公開する特別企画だ。「第27回日本プロフェッショナル大賞」では長年の功労に対して、特別賞を受賞もした。

 

今回はフェス3日目の10月18日に上映された『橘アヤコは見られたい』(佐藤 周監督)の舞台挨拶をレポート。

同作は『OP PICTURES新人監督発掘プロジェクト2019』優秀賞を受賞した佐藤周監督によるホラーピンク映画。それだけに多くの観客から注目される作品となった。

舞台挨拶には佐藤監督をはじめ、主演の山岸逢花ちゃん、小梅えなちゃん、吉根ゆりあちゃん、東山康平さんが登壇。華やかなステージとなった。

「もともとホラー映画をいっぱい撮っていました。ピンク映画はもともと好きで、大蔵映画が新人監督発掘プロジェクトをやっていると聞き、幽霊とセックスする映画をいっぱい撮ってきたので試せないかと思っていました。選考が通ったので、今回、撮らせていだたいたのが始まりです」と佐藤監督が今作を撮影したきっかけを話し舞台挨拶はスタートした。

 

続けて「新型コロナで世間が大変なときに僕も落ち込んでいる中、プロットや脚本を詰めていました。そのとき他人と会えないことで自分の存在が曖昧な感じがしたんです。自分の承認欲求がいつもより高くなっていき、自分自身も誰かに認められたい気持ちになっていたんです。自粛期間中にYou Tubeを主に観ていてんですけど、この人たちってすごく承認欲求が強い人たちだなと思い、勝手にシンパシーを感じてユーチューバーの話をやってみようと思った。その人たちを描くうえでPOV(主観ショット)という手法を使いました」とピンク映画では珍しい主観映像で撮られた同作のコンセプトを語ってくれた。

 

また、佐藤監督から撮影時の思い出話を振られると、吉根ゆりあちゃんは「お化けの役だったんですけど、演じている私は生身なので、動き回っているときにベッドに足をぶつけて撮影でケガをしました。結構、がんばりました」とコメント。

山岸逢花ちゃんは「初めてピンク映画に出させていただいたんですけど、ピンク映画のイメージって『エロ』じゃないですか。でも、台本を見たとき、どこに身を置いていいのか分からなくて、エロでもあり、ホラーでもあり、主観だから気持ちを伝えようにも自分の目線が伝えられないもどかしさもあって、飲み込むのが大変でした。でも、すごくいい経験になりました」と撮影時の思いを語った。

また、「カメラマンさんの動きが激しくて、いちばん大変だったのはカメラマンさんじゃないかな」と主観撮影の裏話も披露してくれた。

 

小梅えなちゃんは緊張のためか舞台上ではあまり話さなかったが、控室ではキャッキャしていたとのこと。やはりテアトル新宿という大舞台では緊張するのも納得だ。

その小梅えなちゃんに対して佐藤監督は「ちょっと最初は不安だった。ちゃんとやってくれるんだけど、優子(小梅えなが演じた内田優子)みたいな女性を演じられるのかなと思った。(AVの)パッケージの写真でしか見たことがなかったけど、実際に現れたのはちゃんとしたいい子だった。東山(康平)さんと会って変わった」と評価した。

舞台挨拶はその後、作品の話が続き出演者同士、和気あいあいとしたやり取りが続いた。

 

最後は「ピンク映画に出るのは初めてで、お話をいただいたとき、正直、ちょっとヤバいと思ったんですけど、現場の方がすごく優しくて、無事に撮影できたのでよかったです」と小梅えなちゃんが挨拶。

山岸逢花ちゃんは「私も初ピンク映画で、しかも、尖った作品だったので、『どんな感じかな?』と思ったんです。でも、現場の方が優しくていい方ばかりだったので、本当にいい経験になりました」とコメント。

吉根ゆりあちゃんは「私のことを知らない方がこの映画を観たとき、怖そうだとかヤバそうだとか感じると思うんですけど、割と普通の子です。楽しくていい経験になりました」とコメントしてくれた。

今回、上映された『橘アヤコは見られたい』は10月28日にも再上映があるので必見だ。

「OP PICTURES+フェス2020」は10月29日まで開催。R15+ということで、若い人にもピンク映画の魅力を思う存分、味わってもらいたいフェスだ。




■OP PICTURES+フェス2020の情報はこちらから

http://www.okura-movie.co.jp/op_pictures_plus/
・OP PICTURES+ツイッター:@oppicturesplus
・山岸逢花ツイッター:@aikayamagishi
・吉根ゆりあツイッター:@Julia_Yoshine
・小梅えなツイッター:@koume_ena
・佐藤周ツイッター:@AmaneSato

(写真・取材 神楽坂文人

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