ーーグラビア時代は、欲や野望が全然なかったとおっしゃってましたが、AV女優になってからはどうですか?
りか わりと同じで(笑)。最初はただ楽しければいいやって感じで、実際楽しかったんで、このままおばあちゃんになってもやりたい! っていう気持ちでしたね。ただ楽しんでやってただけだったんですよ。
ーーそこにアイドルユニット・ミリオンガールズZのリーダーとか、AV OPENのイメージガールとか、責任のあるお仕事が来ちゃいましたよね。
りか そうなんですよね。だから、楽しいだけじゃダメなんだっていうことを最近は実感してます。
もちろん楽しいのは楽しいんですよ。でも、自分がユニットの中でどう動けばいいのかとか考えると……。
そもそもそんなにしっかりしてないし、バシバシ人に何かを言えるタイプでもないから、「リーダーが頼りないから私たちが頑張ろう!」って思われるようなリーダーのほうがいいかなと思ったり……。
ーーそんなリーダー像を目指してるんですね(笑)。
りか ダメですよね(笑)。でも、ミリオンに移籍してから、これでもだいぶ変わったんです。
移籍って、はたから見てると大差ないように見えるかもしれないけど、メーカーさんによって作り方って全然違うから、こっちからすると大違いなんです。
アイデアポケット時代は、すべてがもう完璧に用意されてる状態で私が呼ばれて、ただ言われたことをすればいいだけだったんですけど、ミリオンでは私が来てから、一緒に考えながら作っていこう、みたいな感じで。だから最初はすごい戸惑いました。「なんなんだこれは!」って。
ーーこれまではやったことがなかったけど、その状況になると自分の意見を言わなきゃいけないですよね。自分も制作に関わる人間になるというか。
りか そうです。私を起点に仕事が始まるから、どうしたい、何したいっていうのを言えないと何も始まらないんですよ。だからそこで初めて自己主張をすることを覚えました。
あと、ミリオンガールズZで活動を始めたら、ともちん(友田彩也香)とかあゆちゃん(桜井あゆ)とか、企画単体から上がってきた子たちは、自分からどんどん前に出ていくし、「こうしたほうがいい」っていう意見もきちんと言うんです。
私とは出てる本数も経験も桁違いで、何よりも意識が全然違ってて。その姿勢には影響を受けましたね。自分も、自分から前に出ていかなきゃ、って思うようになりました。
2人を見てると、そうしなきゃって自然に思うようになったんです。「こんなにやる気のあるAV女優がいるんだ!」って本当に衝撃を受けたし、出会えて良かったと思いました。
ーーじゃあ、そこでだいぶ変わったんですね。
りか 昔に比べると全然強くなったと思います。昔だったら、アイドル活動をしてても、ただそこにいて、質問に答えて、笑って……それしかできなかったですね。
≫次回はいよいよ最終回。最後はりかちゃんのプライベートについてインタビューします!!
気になる記事は明日の夜公開!! しばし待たれよ!
(インタビュー:雨宮まみ)
関連商品