4月11日に突如、AV引退報告を緊急生配信し、ファンを驚かせた市川まさみちゃんのファイナルカウントダウンが始まり、いよいよ引退日の5月31日が目前に迫っている。
今回の引退はあくまで「AV女優」としての活動を終わらせるだけで、恵比寿マスカッツなどの活動は今後も行っていくからファンは安心だ。
引退を控えたまさみちゃんに現在の心境やこれまでの活動の思い出話、そして、今後の抱負などを語ってもらった!(全2回・前編)
偏見はないですけど、抵抗がなかったかと言われればゼロではないです
── 引退作が5月12日に発売されましたが、これがベスト30タイトルで12時間の3枚組とものすごいボリュームですね。
市川まさみ(以下、市川) 新しく撮影していないので総集編となっています。パッケージは新しく撮ったんですけど中身は私が選んだベスト30が収録されています。
── それは見ごたえあります。30作品だと1日1作品でヌイても1カ月かかります。市川さんはみなさんご存じの通りAV女優になる前は「SOD女子社員」でした。
市川 最初はソフト・オン・デマンド(以下、SOD)営業企画部に所属していて、実際にイベントに同行したり、女優さんをフォローしたり、荷物の整理などをしていました。
── その頃から有名な存在で、ファンからは「美人社員がいるぞ」って言われていたんですよね。
市川 「AVデビューしないのかな?」とか言われていました(笑)。
── 多い時にはどのくらいイベントに同行していたんですか?
市川 毎週です。秋葉原から大阪のイベントまで専属女優さんと同行したり、地方の営業周りでは北海道まで行ったことがあります。
── 社員時代はAV女優をどういう存在として見ていましたか?
市川 違う世界の人だなって思っていました。立ち振る舞いや存在感が違いますし、キラキラしているなって見ていました。
── 当時、いちばん一緒に行動していた女優さんは誰ですか?
市川 いちばん多かったのは古川いおりちゃんと白石茉莉奈ちゃんです。イベントに一緒に行っていました。
── 古川さんとはいまでは親友じゃないですか!
市川 当時、一緒にいたことがきっかけになったのと、たまたま事務所が一緒になったことで仲良くなりました。だた、最初の頃はお互いのことをあまり知らないし、私も途中からAV女優になったので連絡先は交換できなかったんです。
── 女性同士と言えども、メーカー社員がAV女優と個人的に連絡を取ることはご法度の世界ですからね。
市川 連絡先は知らないけれど、イベントではよく会うので仲良くなっていったんです。いおりちゃんからマネージャーさんに、私と連絡先を交換したいって言ってくれたのがきっかけで、初めて連絡先を交換しました。それ以降、仲良くなりました。
── はじめから仲が良かったイメージがありますが、ちゃんと段階を踏んでいたんですね。
市川 仲良くなる前からお互いに感覚が似ていたんです。いおりちゃんは女優さんだけど、一般の人と同じ感覚を持っている人なので、お互いの意見が合ったり、考えていることが一緒だったりしました。いまも考えていることがだいたい一緒なので、「私もそう思ってた」という連絡が多いです。
── 古川さんはすごくいい人ですよね。見た目は超絶美人ですけど、気さくな関西のお姉ちゃんみたいな雰囲気も面白いです。
市川 ギャップがすごいですよね(笑)。あの雰囲気が入りやすいんです。
── そうやって女優さんと行動をともにしていましたが、AV会社に対しては抵抗はありましたか?
市川 偏見はないですけど、抵抗がなかったかと言われればゼロではないです。知らない世界ですし、AVもあまり観てこなかったので、「どういう世界なんだろう?」っていう思いはあったかもしれないです。でも、拒絶するほどのものはなかったです。