4月11日に突如、AV引退報告を緊急生配信し、ファンを驚かせた市川まさみちゃんのファイナルカウントダウンが始まり、いよいよ引退日の5月31日が目前に迫っている。
今回の引退はあくまで「AV女優」としての活動を終わらせるだけで、恵比寿マスカッツなどの活動は今後も行っていくからファンは安心だ。
引退を控えたまさみちゃんに現在の心境やこれまでの活動の思い出話、そして、今後の抱負などを語ってもらった!(全2回・後編)
いまでは自分からもイラマチオをやっちゃうくらいの切り替えができるようになりました
── 作品の話に戻ると、先日行われた引退発表の会見では、いちばん見てほしい作品はデビュー作と言っていましたが、ここまでの活動で成長した部分はなんですか?
市川 デビュー作ではカメラを意識する余裕がなかったんです。ありのままにエッチしている感じでした(笑)。いまではどのアングルだったらエッチに見えるかなとか、カメラを意識しているのが分かるかもしれないです。
── このシーンは体をこっち側に向けようとか考えながら出演していますか?
市川 そうですね。カメラがどこにあるのか分からなかったデビュー時に比べると、いまはこっちにカメラがあるから顔を向けておこうとか成長しました。
── 市川さんにエッチな話を聞くのは何故か照れますが、覚えた性技はありますか?
市川 イラマチオ(笑)。
── 覚えるというか、やられる方ですからね(笑)。
市川 やられる方ですね(笑)。
── イラマチオに耐えられるようになったんですか?
市川 最初はどうしていいのか分からなかったんです。「来てください」くらいしかできなかったんですが、いまでは自分からもイラマチオをやっちゃうくらいの切り替えができるようになりました。
── やられているけど、責めている感覚もあるんですか?
市川 ずっとやられっぱなしだったのが、ある日を境に自分から責めたり、表情も変わったりしました。
── そういう違いをデビュー作と直近の作品で比べると面白いですね。
市川 そうですね。作品を全部持っている方は、「ここから変わったんだ!」って見返していただくと分かるかもしれないです。
── デビューの頃といまでは性欲は変わりましたか?
市川 10をマックスとすると、もともとは5くらいでした。
── 9くらいでしたらイメージと違うので、そのくらいで安心しました(笑)。
市川 でも、いまは50くらいになり、10倍くらいになりました(笑)。
── おお! それはAVで鍛えられましたか?
市川 それはあると思います。行為自体に抵抗がなくなったというか、オナニーひとつにしても、「悪いことじゃないんだ」っていう感覚がいまではあります。
── デビュー当時は罪悪感がありましたか?
市川 「こんなことをやっている自分が・・・」って感じがありました。
── 思春期男子の賢者タイムみたいですね(笑)。
市川 気になっているけどやっていいのかなという、もどかしい感じがありました。いまはやりたくなったらオナニーもしますし、相手がいないんですけど、今後彼ができたり結婚したりしても、自分から求めることは悪いことではないんだという気持ちになりました。そういう点では性欲が増したのかなって思います。
── 恥じることではないですからね。あと引退会見の時に腰の調子が悪いためVR撮影は大変と言っていましたが、VR撮影はどうでしたか?
市川 VR撮影は筋肉痛になります(笑)。腰に負担がかかる位置にカメラがあって、常に腰を曲げていたり、中腰の体勢が多くて背筋を使いました。あと、両手は浮いているのにヒザ立ちの体勢もあったりで、当時は筋力もあったんですけど、いまは全然できないと思います。いろんな女優さんに聞いても「VRは大変」って聞きます。
── あと、市川さんと言えば各アワードにノミネートされたイメージが強いんです。当時のDMMアワード、FANZAアワードにノミネートされ、そしてSOD AWARD2019では見事、最優秀専属女優受賞を獲得しました。
市川 2016年のDMMアダルトアワードでは女子社員の作品でノミネートされ話題賞をいただきました。
── 女子社員なのに大きなアワードにノミネートされた心境はどうでしたか?
市川 それまでSODstarの女優さんがノミネートされていた姿を見ていたので、会場の雰囲気は分かっていた部分もありました。でも、自分がノミネートされたことにはすごく驚きました。応援してくれているみなさんにお礼ができる場だなと感じて、初めてのノミネートでは話題賞もいただき、みなさんにお礼をさせていただきました。ノミネート期間は気持ちが落ちそうになるんですけど、周りの人が頑張っている姿を見て、一緒に頑張ろうという気持ちになりました。
── SOD AWARD2019で最優秀専属女優受賞を獲った瞬間、デラべっぴんRに連続写真が掲載されているんですが、市川さんは自分の名前が呼ばれているとは気が付かずに左右をキョロキョロ見渡しているんです(笑)。
市川 「誰だろ? 誰だろ?」って思っていたんです。自覚が全然なくて頭が真っ白になりました(笑)。「SOD AWARD」なので身内なところもあるじゃないですか、いつもよりリラックスした部分もあってキョロキョロしました。その時は『ナチュラルハイ』さんの作品に出たので、「頑張って良かったな」と思いましたし、「SODにいて良かった」と思いました。
── 名前を呼ばれる自覚がある人は泣いたり、ガッツポーズをするんですけど、キョロキョロしている市川さんは本当にいい人だなって思いました。あの時の衣装が黒だったんですよね。アワードはジンクスで赤を着ると獲れるみたいなことを言われているので、すごく鮮明に覚えています。
市川 黒ってあまりいないですよね(笑)。ヒザ上の黒い衣装でした。色系を着ようかと思ったんですけど、自分らしくないなと思ったんです。みなさんが揃う場所は女子社員時代からスーツだったこともあって黒が落ち着くんです。
── それはいい話ですね。ちゃんと原点回帰するんですね。
市川 かわいらしい衣装にも挑戦したいんですけど、自分が落ち着いていられるのはシックだったり、オフィスカジュアルなんです。