あまりの経済効果に昨年は流行語大賞に輝いた『爆買い』。しかし、当の中国人観光客は話題になっているの気にせず、現在でも大挙して日本へと訪れているのが現状だ、当然、夜の街でも例外ではなく、関西の風俗業界では爆買い旋風が吹き荒れている。
中国人観光客の爆来で変革を迫られる関西風俗
◯中国人に慌てる関西の風俗業界
うなぎのぼりとなるその数と金力で社会現象とまでなった中国人観光客。家電量販店やドラッグストアで両手に抱えきれないほどの商品を手にレジに並ぶ姿は、関西ではすでにお決まりの光景だ。
しかし、中国人観光客たちによる爆買いは昼時だけとは限らない。夜の街でもその経済力は健在。中でも風俗店は中国人男性から憧れの的だ。だが、店舗側からすると少し事情が違うようで。
「お店の方には中国人観光客からよく『利用できるか』という連絡はありますね。ただ女のコの方が中国人をOKしないので店からしても歓迎するわけにはいかない。無理に嬢に相手をさせてお店を辞められるとたまらないですから。中国人専用のHPを出している店もありますが、まだまだ受け入れる土台が出来ていない」(大阪の風俗関係者)
一方、積極的に中国人観光客を取り込んでいるのが飛田新地だ。
「飛田はデリヘルやホテヘルの台頭でお客さんを取られ、売り上げが伸び悩んでいた。そこにやってきたのが中国人観光客。飛田嬢は稼げればなんでもいいという考えのコが多いですから、中国人でも抵抗はない。中国人観光客はショート(15分)ではなくロング(30分)で入ってくれるから女のコからしても美味しいお客ですよ」(新地関係者)
時には観光用のマイクロバスで飛田にやってくることもあるという中国人観光客たち。だが、ここ最近ではその数も減少傾向にあるという。
◯席に座って1万、持ち帰りで3万
飛田に中国人観光客たちの姿が減っているのには理由がある。関西在住の中国人コーディネーターはこう話す。
「観光客の数は減っていますが、飛田人気がなくなったワケではない。飛田の営業時間は24時まで。中国人が飛田に遊びに行くのは大体、お店がオープンした直後の夕方が多いですが、スケジュール上、間に合わないことがある」
夕方であればアルコールを摂取しないまま行くケースも多く、一部の中国人から不評だという。
「仮に酒を飲んで飛田に行こうとしても『移動がめんどくさい』と言う人間もいる。なので最近は『酒も飲めて、そのまますぐにセックスがしたい』という要望が多い」
そこでコーディネーターたちから重宝されているのが韓国系の連れ出しクラブである。
「連れ出しクラブがあるのは宗右衛門町。昔からある業種です。システムは女のコたちと一緒に酒を飲んで帰り際に気に入ったコを一人選んで宿泊しているホテルに持って帰るというものです。連れ出しクラブなら酒も飲めて無駄に移動せずにセックスができる。先方の要望にぴったり」
料金は座って飲んで1万円。お持ち帰りの3万円で合計4万円だという。ただ、せっかく日本まで旅行で来て夜のお相手が韓国人ではやや味気ない気もするが……。
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