プライベートでは変わらず人見知りすぎる日常が……
?インタビュー前編&中編はコチラ
ーー彼氏が欲しい気持ちはあるんですか?
絢音 うーん……彼氏になると存在が重いから、ホテル集合、ホテル解散ができる、月1ぐらいで会える人が欲しいですね。
ーーそれ、セフレじゃないですか?
絢音 いや、気持ちはあってほしいんですよ! でも、余計なことはしたくないっていうか。
ーーデートは余計なことなんですか?
絢音 いや、申し訳ない気持ちになっちゃうんです。デートって時間もお金もかかるじゃないですか。せっかくのお休みの日を私なんかのために使っていただくなんて……って気持ちになっちゃって。好意を寄せてもらっても「またまたぁ~」って思っちゃう。基本的に自信がないんですよ。
ーーこんなにAVに出て、みんなに認められてもですか?
絢音 はい。「なんかすいません」っていう気持ちが抜けないですね。すごくありがたいとは思ってるんですけど。
ーーちやほやされても、その状況に慣れないというか。
絢音 そうですね。でも、慣れたいとも思ってなくて。サイン会やイベントも、わざわざ遠方から来て下さる方もいらっしゃるし、そういう方の純粋に好きだと思ってくれてる気持ちに対して、当たり前みたいにあぐらをかきたくないんですよね。こっちも、そういう気持ちに対しては、ありがたい、嬉しいっていう気持ちを忘れずにいたいんです。
ーー自信のなさと謙虚さって、近しいものですもんね。
絢音 そうなのかもしれないですね。最初の頃、撮影現場で「好きなものある? お菓子でも食べ物でも、何でも用意しとくよ」って言われたんですけど、「お水があれば……」としか言えなくて。
お菓子も食べないし、本当に普通に生活できる環境があればそれでいいんですけど、そのときに「その感じでずっといてね」って言われたのを覚えてます。「1年後すごい変わってそう」とも言われましたけど(笑)。
ーー撮影現場だと、女優さんは基本的にお姫様扱いをされるじゃないですか。
絢音 そうなんです。だから、お菓子とかあるとそっとスタッフさんのほうに置いておきますね。おにぎりとかは食べたいので、若いADさんと取り合いになってますけど(笑)。
ーー大きく変わったとも言えるし、そういう部分は全然変わってないとも言えますね。
絢音 はい。撮影現場はやっぱり人だし、人がいなければ作ってもらえないものなので、それは大事にしたいなと思ってるんです。
≫次のページ 「太るために粉ミルクをカレーに混ぜたり…」