今年6月に女子プロレスラーデビューを発表したソフト・オン・デマンド専属女優のちゃんよたが9月14日、「令和のバブル」をテーマに掲げるプロレス団体「P.P.P. TOKYO」の新宿FACE大会で見事、プロレスデビューを果たした!
当初、デビュー戦はタッグマッチ「ちゃんよた&バンビVS松本都&真琴」で行われる予定だったが、バンビが新型コロナウイルス濃厚接触者の疑いのため急遽欠場。真琴とのシングルマッチに変更されたが“with松本都”となっており、半ば1対2のハンディキャップマッチという異例のデビュー戦となった。
P.P.P. TOKYO 新宿FACE公演
ご来場いただきありがとうございました。負けました。
たくさん応援してくれたのにごめんなさい。まだまだでした。
これからもっと強くなりたいです。
一から頑張ります。
対戦してくださった真琴選手、松本都選手本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/1436E8q8xj
— ちゃんよた💪 (@sym_yok) September 14, 2021
ファンからの支援金で作ったコスチュームを身にまとったちゃんよたは気合十分の表情で入場すると、対戦相手の真琴に「お願いします!」と右手を差し出すすがすがしい姿が見られ観客を味方につけた。
ゴングと当時にプロレスの基本であるロックアップからスタート。その後もリストロック、アームホイップ、タックル、ヘッドシザースなど基本中の基本技を重ね、デビュー戦とは思えないほど落ち着いた展開を見せたちゃんよた。
しかし、真琴のセコンドについていた松本都が乱入し1対2の闘いが続いたが、あえてヒール役を買い会場をヒートアップさせた松本都のセンスをほめたたえたい。
その後も真琴の猛攻は続きキャメルクラッチ、エルボー、ボディスラムなどでちゃんよたを痛めつけフォールの体勢に入るが、その都度カウント2で返すちゃんよた。その姿を観ていたファンも次第に熱を帯び、会場からは応援の拍手が送られた。
真琴の猛攻をしのいだちゃんよたはドロップキックやランニングネックブリーカーなどで反撃。そして、パワーリフティングの経験を活かしたアルゼンチンバックブリーカーで真琴を担ぎ上げると、そのままスクワットする姿も見せ会場を沸かせた。
一進一退の攻防が続く中、真琴の連続ビッグブーツをくらい意識朦朧としたちゃんよたを抱え上げ、ファルコンアローからカウント3を奪った真琴が勝利を収めた。
デビュー戦から熱戦を見せた両者には大きな拍手が送られ、ちゃんよたは無事に女子プロレスラーとして対戦相手、ファンからも認められたのだ。
試合後はリング中央で大粒の涙を流しながら、「私は遊びでプロレスやっていないです。本気でやっています! AV女優ということで色物に見られることがあるかもしれないですけど、一からまた頑張るので応援よろしくお願いします!」と決意を新たにした。
試合後、最後の力を振り絞ってインタビュールームに現れたちゃんよたは涙を流し肩を落しながら、「たくさん応援に来てくれたのに、みんなの気持ちに応えられなくて悔しいです」とコメント。
デビュー戦は何点か聞かれると、「体力が続かなかったところもあるので50点」と自ら厳しい採点をした。
ファンへメッセージを求められると、「勝てなくて、みなさんの気持ちに応えられなくて・・・、これからもっと練習をがんばり、もっともっと強くなるので、これからも応援してくれると嬉しいです」と声を振り絞り感謝の気持ちを伝えた。
涙のデビュー戦だったが、あまりに好勝負だったため、胸を張って堂々と撮らせてくださいとリクエストすると、マッスルポーズを決め、若干の笑顔で応えてくれたちゃんよた。
本人にとっては悔しい初陣だったかもしれないが、観る者の胸を熱くさせ、これから応援しようという気持ちを芽生えさせたデビュー戦は見事であり、今後、女子プロレスラー・ちゃんよたの明るい未来を予感させる素晴らしい闘いであった。
今後も女子プロレスラー・ちゃんよたを見続けていきたい!
(写真・取材:神楽坂文人)