初めて男性のアソコをしっかり見たのは15才の時でした。
それは埼玉にある公民館の一室。
私はその頃絵を描くことに夢中になり、近くの公民館で開催している絵画教室に通っていました。
ある時、先生から「ヌードデッサンやってみない?」と声をかけられ、ヌード⁉︎という言葉に緊張と若干のためらいを感じながらも部屋に入ると、その場にいたのは、男性の若いモデルさん。
全裸で棒のような物を持ちポーズをきめ、その周りには数人のおじさん達が黙々とデッサンしていました。
私は、緊張してる自分を周りの大人たちに悟られたくないという思いで、一番前の空いていた席に座りました。
鉛筆を持つ手が震え、目が合わないようやや目線を下にすると、アソコがとてもよく見えます…。
モデルさんのアソコはツルツルでした。
後々話しを聞くと普段は、西武デパートなどのマネキンの型をやっているということで、毛はすべて、剃り落としているそうです。
その方とは一緒に食事をするなど少しだけ交流があり、出身は蒲田という事でした。
それ以来「蒲田」と聞くとモデルさんの立派なアソコが浮かんできます。
そして、今回訪れたのは大田区蒲田に残る青線の跡地。
駅周辺には闇市の名残を感じる呑み屋街が広がっています。
「蒲田西口すずらん通り」から少し路地に入ると、昭和の幻景とも呼べる激渋なスナック街が現れました。
ここが旧青線街のようです。
よく見ると曲線を用いたカフェー調の建築や東京都公安委員会「簡易料理店」の鑑札が残っていました。
周辺には小さなラブホが数軒あり、中年の男女が寄り添う姿も見られます。
夜になると提灯にあかりが灯り、色っぽい雰囲気を漂わせていました。
「性と金」に埋もれていた昔の出来事を思い出させる…男のアソコではなくカメラを握りしめ風俗街を歩き続ける元風俗嬢〜紅子の色街探訪記vol.17〜富士吉田に残る赤線跡地「愛人」