今回は1990年代の終わり、私が20代後半ごろの話です。
「愛人募集」の広告を見て登録し、
まず、広告に書かれていた電話番号にかけると初老の男性が出て、
事務所は銀座7丁目あたりの古い雑居ビルにあり、
骨董品のような机の引き出しから資料を出し、
医者や大手企業の経営者など…
1回会うごとにお茶だけでも最低5,000円、
その日は自分の顔写真などを数枚撮ってもらい、プロフィールを書い
写真と言っても初老の男性がコンパクトカメラで撮影しただけ。
半信半疑のまま数日待つと事務所から電話があり、
普段は履かないヒールに少し丈の短いスカートでホテルまで出向く
まずは日本料理のお店で食事、
部屋に入ると、服を脱がされ全身をやさしく愛撫されます…。
そんな事を繰り返し、1回あたり4万円〜
今回訪れたのは、山梨県富士吉田市。
大月線「月江寺駅」
商店街を歩き川を越えた左手あたりが当時の歓楽街。
このエリアは、
「新世界通り」に入ると「愛人」
夜、あかりが灯ると一変して艶やかな表情を見せ、
「愛人」の看板を目にし、久々に「性と金」
近くには寂しげなお地蔵さんがポツンと佇むホテル街…男のアソコではなくカメラを握りしめ風俗街を歩き続ける元風俗嬢〜紅子の色街探訪記vol.16〜東電OL殺人事件のあった「渋谷円山町」