【河北彩花「月で逢いましょうvol.75」ライブレポート!】
昨年、7月にミルキーポップジェネレーション(以下、ミルジェネ)に登場し、新風を巻き起こした河北彩花ちゃんが再び同ライブに登場!
6月15日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで行われた「月で逢いましょうvol.75」が開催され、会場はファンで埋め尽くされ立錐の余地なし。超満員札止めとなりました!
前回のライブレポートはこちらから
前回は深紅のワンピース姿で登場した彩花ちゃんですが、今回は純白のドレス姿で登場。
こういった衣装の演出からもプロ魂を感じます。
この日のファンはノリもよく、彩花ちゃんが登場すると、「頑張って!」の声援が飛び交い、彩花ちゃんも笑顔で応じます。
1曲目は『チェリー』(二宮愛バージョン)を力強く歌い、好調なスタートを切ります。
曲後はファンからものすごい声援を浴びると、「前回は声がなかったから、すごく嬉しいです」と声出し解禁を喜びます。
続けて、「聴いてくれるみなさんに伝わるものがあったり、ステキな時間になれたらいいなと思っています。一生懸命歌います」と語り、そのMCからも実直な性格が伝わってきます。
2曲目はマイクを両手に添えて持ち、『桜』(二宮愛バージョン)を丁寧に歌いあげ、3曲目は『Diamonds』(PRINCESS PRINCESS)を明るい笑顔を交えて歌ってくれました。
すると再び客席からは「サイコー!」、「かわいい!」の声が飛び交い、ファンもライブを一緒に盛り上げてくれます。
この声援を聞いたキーボードでコーラスの平方元さんも「サイコーだろ! みんな!」と共鳴。会場からは大きな拍手が沸き起こります。
MCでは「緊張して、さっきまで吐きそうでした(笑)」と言いますが、ギターの福田正人さんが控室で、「緊張をほぐしてくれました」とのことでチームワークもバッチリです。
4曲目は『I LOVE YOU』(Miho Ishikawaバージョン)を優しい歌声で聴かせ、続けて『輝く未来』(ケビン&清水美依紗バージョン)を平方さんとデュエット。
まさにディズニーの世界が広がり、優雅な気分になりました。
曲後は、「ディズニーはどうでしたか?」とファンに聞くと、再び「サイコー!」の声が起こります。
同曲はセリフのパートがあるのですが、最初はやらないつもりだったとリハーサルでの秘話を公開。
しかし、「自然の流れで、言ってみようか」となり、本番ではセリフありのバージョンを披露してくれました。
終盤は『かたちあるもの』(柴咲コウ)をしっとりと聴かせ、あの名作ドラマを思い出させます。
そして、ここからの流れが圧巻! 『WINDING ROAD』(絢香×コブクロ)を彩花ちゃん、平方さん、福田さんの3人でキーを合わせ、美しい極上のハーモニーで魅了。
このライブのクライマックスともいえる瞬間を迎えました。
会場の雰囲気も最高潮を迎えたところですが、「早い、もう次がラストです」と彩花ちゃんが伝えると、怒涛の「え~~!」が巻き起こります。
それほど名残惜しいのですが続けて、「1年ぶりにライブをすることになって、ファンのみなさんに私の気持ちを伝える時がなかなかないから、今日、伝えられるいい曲がないかと探していたら、西野カナさんの『My Place』という曲が、私の状況とリンクするところがいっぱいあって伝わりやすいと思ったんです。
この『My Place』は地元が大好きで、大事にしている場所という曲なんです。デビューして、その後、約3年くらい空いて戻ってきたんですけど、曲の出だしから、みなさんの元に戻ってきたという状況がはまるんです。
空いた2、3年はすごく辛くて、どこにも居場所がないしんどい時期だったんです。だから、この歌詞の地元を大事に思うところは、みなさんが作ってくれる環境が・・・、泣かないと思っていたんですけど・・・。
私の居場所をみなさんが作ってくれて・・・、いつか感謝の気持ちを伝えたいなと思っていました。お仕事をいっぱい応援してもらって、毎日楽しくいられるのは、本当にいま見てくれているファンのみなさんのおかげなので、本当に大事な場所なんです。
私も大好きな場所だからずっといたいけど、この仕事はいつかは卒業しなくちゃいけない時が来ます。この曲には『もう少しだけ あと少しだけ 本当はここにいたいよ』、『だけどもう行かなくちゃ』という歌詞があるんです。
『どんなに離れていても空は繋がっているよね』、『これからずっと大事な場所でありつづけます』ということをこの歌で伝えるので、みなさんも聴いてくれたら嬉しいです」と涙をこらえながらファンに気持ちを伝えてくれました。
そして、『My Place』(西野カナ)を絶唱。少し寂しい気持ちになりましたが、最後は笑顔を見せてくれました。
ここでステージを去りますが、ファンからはアンコールを求める拍手がやまず再登場。
少し照れた表情で、「さっきは絶対に泣かないと決めていたんですけど、やっぱりダメでした(笑)。もっと上手に歌いたかったけど伝わったかな?」と言うと、ファンからは「大丈夫」と大きな拍手が送られます。
そして、アンコールではまるで自身を投影させるように、『歌うたいのバラッド』(二宮愛バージョン)を、最後は『あたたがいることで』(Uru)を一字一句噛みしめるように歌い、ライブを締めてくれました。
熱狂と感動のライブが終わった瞬間、「新しい扉が開いた気がします。すごいよかったです」と平方さんが絶賛。また、今回、異常な盛り上がりをみせてくれたファンにも、「みなさんのおかげっていうのもあるんじゃないかと。むしろ、それが大きんじゃないかな」と言うと、彩花ちゃんも「そうですね。本当に」とファンと一緒に作り上げたことを強調します。
それほどステージと客席が一体化した素晴らしいライブとなりました!
いつもはクールなイメージが漂う彩花ちゃんですが、今回のステージでは喜怒哀楽を表し、新たなる魅力を爆発させてくれました。
コロナ禍以降、どうやって盛り上げるかを模索していたライブシーンですが、今回のようにアーティスト、バンド、客席が一つになるという原点に戻ることで、最高傑作が生まれることを再確認しました!
今回は会場がソールドアウト、配信も記録的な数字だったため、次回はぜひホール規模のライブハウスでの開催を期待したいと思います。
生年月日:1999年4月24日
身長:169cm
スリーサイズ:B87・W57・ H86
趣味:映画鑑賞、ミュージカル鑑賞
Twitter:@saika_kawakita
Instagram:@saika_kawakita__official
(写真・取材:神楽坂文人)
関連商品