いずれはAV女優はデータ上でしか存在しなくなる!?
ついにここまで来ちゃいましたか!
業界ではちょっと前から「いずれは3Dグラフィックで描かれるAI合成の時代がやってくる。そうなればAV女優はデータ上でしか存在しなくなる」なんてことが言われてました。
近年、顔のすげ替え技術のディープフェィクや本人そっくりの音声合成が市場に出回り始め、今年に入ってAIで合成した仮想女優のグラビアやヌード写真集がヒット。
となれば、いずれAVの世界でもその波はやってくるだろうと思っていたら、なるほどVRが先に来てしまいました。
まずは9月の20日に「️メタプリ」から『【VR】メタプリンセス 次元アイリ 現役美少女! Eighteen(エイティーン) 放課後電撃デビュー!!』が発売されます。
VR】メタプリンセス 次元アイリ 現役美少女! Eighteen(エイティーン) 放課後電撃デビュー!!
これは「次元(つぐもと)アイリ」という非実在のAV女優のデビュー作となっていて自己紹介のあとに手コキ、パイズリ、正常位、騎乗位などをアダルトVRのスタイルに添う形で作られています。
質感的にはアニメっぽさが残るのですが、今までのCGキャラクターに比べると精巧さは格段に上がっていて、目新しさもあってか発売されるやいきなり日間ランキングの上位に食い込みました。
そしてその5日後。
追撃する形でリリースされたのがこの『【VR】エロバース 真性処女アイドルAVデビュー! 紗藤られみ』です。
【VR】エロバース 真性処女アイドルAVデビュー! 紗藤られみ
これが発売開始してすぐに日間ランキングの1位となり、一瞬だけ河北彩花さんの新作に抜かれましたが、その後はずっと1位をキープ。お気に入りの数も口コミが効いてるのか一週間で1万を超えてしまいました。
発売元が超美形単体メーカーのS1というのも象徴的です。
紗藤られみちゃんの場合、次元アイリちゃんよりもさらに実写寄りで、裸体は一見実写と区別がつかないぐらい。VR男優にいたっては胸にシミやほくろまであって、ここだけホンモノ?と思えるほどです。
配信はHQ画質ではないのですがCG作品のせいでしょうか、下手なHQ配信の作品よりも綺麗だったりします。
早速レビューしてみましょう
冒頭テロップ
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彼女の名前は、紗藤られみ。
ごく普通のアイドルだった女の子が・・・
`セクシーアイドル・デビュー`して・・・セックスをしました。
でも、彼女には本人だけ知らない秘密があったのです・・・
それは、エッチになると
「心の声がまわりの人に聞こえてしまう」
特異体質だったのです❤
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ダブルベッドのある部屋。
セクシーメイド服の女の子が登場。
「はじめまして紗藤られみです……
あのぉ、私、エッチするのは初めてなんですけどよろしくお願いします」
以前はセクシーアイドルグループにいたというられみちゃんは、自分に自信をつけたくてセクシー女優になる決意をしたという。
動くたびにリアルに弾むオッパイは本人曰く「HとIの中間ぐらい」。声はいわゆるアニメ声。困り顔での視線の泳ぎ具合がかわいらしい。もちろんどこを見ても粗のない超絶美人。この4点が細密かつ超リアルに作られているので、アダルトVRとしてはこれだけでもう大成功でしょ。見ているだけで目が幸せになりますよ。
この後、フェラ、パイ揉みがあって正常位。いちおう、られみちゃんは処女設定なんで決意のすえ、最初は戸惑いながらもだんだん気持ちよくなっていく。また声はプロの声優さんを使っていて「られみのマ○コに人生初めての挿入、ありがとうございます」など、従属系淫語も盛りだくさん。さらに冒頭で示された設定である「エッチになるとられみちゃんの心の声がまわりの人に聞こえてしまう」という特異体質が効いてきます。
「何も考えられてなくなってきた」
「いやーピストンが激しくなってきた。オマ○コが壊れちゃう」
アダルトVRでは今までも心の声が聞こえるという作品は作られてきましたが、声を当てているのがプロの声優さんということもあり、実写よりもむしろ違和感なく聞けるんじゃないかと思います。
ただし淫語はかなり成年コミック寄りの台詞が多いです。
「あつーい、ご主人様のおちん○んのカリ首が処女膜を舐めとってくれてるよ」
「ご主人様の勃起マラで発情マ○コの子宮口をこじ開けてガバガバにしてください」
「ご主人様すごい…おち○ちんをオマ○コサンドイッチしているから形がわかるよ」
このあたりの言葉のチョイスは好き嫌いが別れそうですが、エロマンガ好きや淫語ボイスユーザーには性癖にぶっ刺さるとは思います。そういう意味ではアダルトアニメの延長線上の作品と言えなくもない。
その一方で実写寄りの要素としては、顔近座位、天井特化とアダルトVRで編み出されてきた見せ方を駆使していて、そこはマンガやアニメで味わえないところだと思います。
またその時のオッパイやお尻の揺れ方のリアルなこと。実写VRで女優さんのカラミを見慣れてきた人は、その柔肉の動きの見事さに驚きをもって見ることになるかもしれません。
ただ唯一、うまくいってないとすれば精液の感じ。
これはどうも砂糖菓子をこぼしたみたいに見えてあまりよろしくはないです。CG制作の人間に聞くとどうやらこれはCG全体の課題らしく、まだまだ液状のものは技術的に再現が難しいようです。実はその他にも再現が難しいと言われているものがあるのですが、今回の作品を見る限りその要素を避けて作っているようですね。でもさすがに精液だけは出さないわけにはいかなかったってことでしょうか。
それもあってか、発射は2回あるのですが、最後の中出しは精液を見せずに終わっています。
それと個人的には精液の発射音のエフェクトもちょっとやりすぎかなぁ。エロアニメではよく使われる射精音なのですが、実際はそんなにドピュドピュいいませんものね。
でもそれらを差し引いたとしてもこの作品はよくできています。いやーほんと、興奮しました。
間違いなく、現段階でアニメと実写を最大限に融合させることに成功した作品です。
一作目はうまく売れました。次作も大ヒットするようなことになればさらにメタバース女優が増えてくるかもしれません。
でもこれを追求すると将来AV女優は0から新しく作られる、あるいは撮影現場に来ずに女優の身体データだけ渡しての出演、さらに動画では画像修正が全部に施され、声も作られるのが当たり前になるかもしれませんね。
そういう意味でも画期的な作品です。
ふだんはフリーのアダルト映像編集&技術スタッフ。ときおり雑誌などにAVレビューを書いていることもある。VRは月10本ぐらい購入。使用デバイスはOculus Quest2。ゲーミングチェアで横になりながらにVRやサブスク動画、プラネタリウムを鑑賞している。