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【枢木あおい「月で逢いましょうvol.81」ライブレポート!】全曲ボーカロイドの新境地にチャレンジ! 来年のバースデー&“AV女優”引退ライブも発表され、さらなる飛躍へ!

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枢木あおい「月で逢いましょうvol.81」ライブレポート!

今年9月に行われたミルキーポップジェネレーション(以下、ミルジェネ)最大のライブ「ミルジェネSweet Memories 2023」で大トリを飾り、見事にライブを締めてくれた枢木あおいちゃんが「月で逢いましょう」に凱旋!

10月30日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで行われた「月で逢いましょうvol.81」には、超満員のファンが駆け付けました。

 

あおいちゃんといえば、その圧倒的な歌唱力と表現力はアダルト界随一! 今回のライブコンセプトは、あおいちゃんが愛してやまないボーカロイド曲で構成。果たしてどのような世界観が表現されたのでしょうか。

 

1曲目は『Mrs.Pumpkinの滑稽な夢』(ハチ)を軽快な歌声で聴かせ、快調にライブはスタート!

曲後、「今日は全曲ボーカロイドを歌っていこうと思います。さっき歌ったのはハチさんの『Mrs.Pumpkinの滑稽な夢』でした。次の曲もハチさんの曲です。知っている方は少ないかと思うんですけど、これを機に知っていただけたら嬉しいなと思います」と、『ニルギリ』(ハチ)、『Marygold』(buzzG)を連続で熱唱。ちなみに、「ハチ」さんは米津玄師さんと同一人物なのです。

 

2曲目、3曲目と連続で歌った後、「足元がおぼつかない枢木ちゃんですけど、みなさんあらためましてこんばんは!」と挨拶すると、客席からも「こんばんは!」の返事が返ってきます。

続けて、キーボード&コーラスの平方元さんとギターの福田正人さんを紹介し、「さっき歌った曲はbuzzGさんの『Marygold』という曲ですけど知っている方はいますか? 心が落ち込んだ時や、イヤになっちゃった時に聴いて、すごく力をもらった曲なんです。今日は歌の力をみんなに届けられたらなと思っています」と自身がボーカロイド曲から感じた気持ちを共有したい思いを伝えます。

 

4曲目は『酔いどれ知らず』(Kanaria)を力強く、5曲目は『1/6 -out of the gravity-』(ぼーかりおどP(noa) feat.初音ミク)をエモーショナルに歌ってくれました。

 

ボーカロイド曲は短いのが特徴なため、「あっという間に後半戦になっちゃうんです」と早くも後半戦に入りますが、その前に重大発表が!

「去年もやらせていただいたバースデーライブが開催されることが決定しました! 3月19日になっています。そして、なんと5月25日に引退ライブも決定しました! 女優業を5月の作品発売終了時点で引退しますので、『AV女優』としての引退ライブです。枢木あおいは変わりません。ずっとここにいます。一つの節目として楽しんでいただけるようにバンドでやらせていただきます。みなさん来てください!」と発表すると、ファンからは喜びの声が上がります。

 

もちろんバンドメンバーには平方さんと福田さんも参加。盛り上がること間違いなしの内容になるでしょう!

そして、6曲目はハロウィン間近なので『おおかみは赤ずきんに恋をした』(ひとしずくP×やま△)を平方さんとデュエット。2人とも情熱的な歌声でハロウィン気分を盛り上げてくれました。

7曲目は『No Logic』(ジミーサムP)をポップに歌うと、「最後の曲になります。みなさんはペットを飼ったことはありますか? 次の曲は天国に行ってしまった猫の歌なんですけど、私は子どもの頃に犬を飼っていて、いまでもたまに思い出します。こうやって思い出すと泣きそうになるんですけど、やっぱりペットはどれだけ大事にしても、どれだけ愛しても、私たちよりも先に逝っちゃうじゃないですか。先に逝ってしまった子たちは、きっと空で待っていてくれると思うんです。だから、いまこの曲を聴いてくれている目の前のみんな、そして、みんなが飼っていた小さな家族に届くように歌おうと思います」と『さよならのかわりに』(レフティーモンスターP)を気持ちを込めて歌ってくれました。

全8曲を歌いステージを去りますが、アンコールを求める大きな拍手に導かれ、再び登場したあおいちゃん。

アンコール1曲目は『おじゃま虫 (feat. 初音ミク) 』(DECO*27)を振り付きでキュートに歌い、新たな面を見せてくれます。

曲後は、「恥ずかしいね」と若干の照れを見せますが、「みんな、こういうかわいいところも待っていましたよね?」とファンに聞くと、大きな拍手で答えてくれます。

そして、「全曲ボカロ曲でやらせてもらったんですけど、全部知っている人はいますか?」とファンに聞くと、さすがにいませんでしたが、今回はボーカロイド曲を生で聴くという新鮮な発見がありました。

 

さらに、「ボーカロイドは声を入れている人もいますけど機械音なんです。だから、今回の原曲もプロデューサーによって、命の吹き込み方が違うんです。どんな人でもソフトがあれば作れるし、自由度が高いんです。でも、歌う人や聴く状況によって捉え方が変わってくるので、音楽って自由なんだってことをあらためて感じるので、これを機にボカロに触れてくれたら嬉しいです」とボーカロイド曲の魅力を解説してくれました。

その解説を聞いたうえでアンコール2曲目の『from Y to Y』(ジミーサムP)を聴くと、原曲の魅力、あおいちゃんの魅力が倍増します。

ライブもいよいよ佳境を迎え最後の曲になりますが、その前に「今回は誰も知らない曲ばかり歌うので、みなさんが本当に満足してくれるのかな」とライブ前の心境を告白。

 

しかし、「このライブをきっかけに知らない曲とも出会える」と平方さんがライブの魅力を語ってくれます。その言葉を受けて、「今日はたくさん出会いがあったと思います」と言うあおいちゃん。偶然の出会い! これぞライブの醍醐味なのです!

最後の曲に入る前に、「みなさんは楽しかったですか?」とあおいちゃんが聞くと、会場には大きな拍手が鳴り響きました。

ラストは「私の好きをみんなに届けたいです。これからもよろしくお願いします!」と気合を入れて、『ブラック★ロックシューター』(ryo)を全力で歌い、全曲ボーカロイドのライブを締めてくれました。

ライブ後は、「楽しかった! 愛を感じました!」と満足した表情でファンへメッセージを送るあおいちゃん。

今後はバースデーライブ、AV女優引退ライブと大きなテーマでのライブが待っていますが、常に新しいことにチャレンジするあおいちゃんですので、ますます進化した姿を見せてくれることでしょう!

枢木あおいX:@Aoi_krrg
ミルキーポップジェネレーションX:@MPGeneration

(写真・取材:神楽坂文人

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