── 着実に発育していったんですね。ところで、そもそもの性の目覚めはなんですか?
彩月 小学校3年生くらいの時に、抱き枕が股間に当たると気持ちいいことに気が付きました。でも、エッチなこととは思っていなかったんです。
── 偶然、発見したんですか?
彩月 抱きかかえて、足に力を入れると気持ちいいと気が付いたんです。だから、その頃の名残で、いまでもオナニーは指もアダルトグッズも挿入しないで、オマ〇コの上を指で圧迫するやり方なんです。
── その行為を日常的に繰り返していたんですか?
彩月 日常的にしていたんですけど、これはイケないことだという意識はあったので、隠れてしていました。
── それがオナニー行為だと自覚したのは何歳くらいですか?
彩月 抱き枕から手に変わったのが小学校高学年だったから、しはじめて数年後です。抱き枕がぺちゃんこになったんです(笑)。
── それほど圧迫していたんですか(笑)。
彩月 股間に当てている部分の綿がなくなるほどでした(笑)。ぺちゃんこになったから、母親に捨てられたんです。それで圧迫方法が手に変わりました。
── 手でやることに気が付いたのはどうしてですか?
彩月 そこに手しかなかったんです。
── 「そこに山があるから」みたいな言い方ですね(笑)。
彩月 圧迫すれば気持ちいいことは自覚していたんです。
── 具体的にどう圧迫するんですか?
彩月 股間を掌で押すんです。それで小学校高学年になると、そういうエッチな話をちらほらと聞くので、「これはオナニーって言うんだ」って分かったんです。
── 恥ずかしい行為と分かってからも、やり続けましたか?
彩月 気持ちが安心するのでしていました。
── そのやり方はいまでも変わらないんですか?
彩月 いまでも変わらないんです。
── AVのオナニーシーンはどうしたんですか?
彩月 撮影のオナニーも「一番気持ちいい方法でやっていい」と言われたので、圧迫する方法でしました。
── それは観るのが楽しみです。
彩月 エロかったみたいですよ。
── わざとグジュグジュさせたりするAV的なオナニー作法ってあるじゃないですか。
彩月 指を挿れるオナニーもやったんです。そうしたら、自分の指でも気持ちいいことに気が付きました。
── 21歳にして気が付きましたか!
彩月 これまで自分のオマ〇コの中を知らなかったので、気持ちいいことに気が付きました。
── それはいい発見です。そういうオナニー遍歴を経て、初体験は何歳ですか?
彩月 初体験は遅くて18歳です。相手は当時付き合っていた大学生の彼氏で、ラブホテルでしました。
── 中高生の頃はモテたんじゃないですか?
彩月 中学生の頃はバレーボール部の強豪校だったので恋愛禁止だったんです。
── 昭和の全日本女子プロレスみたいじゃないですか(笑)。
彩月 恋愛禁止だったんですけど、男性からは結構声をかけられました。
── かわいいからアプローチはされたでしょう。
彩月 高校時代になると声をかけられるんですけど、学級委員長をやっていたので、同級生とは付き合いたくなかったんです。初体験の彼は4歳年上の大学生だったので、学校とは関係ない人だったので付き合いました。
── 18歳まで、その美貌とHカップを自分で慰めていたんですか?
彩月 体にコンプレックスがあったんです。
── パッケージを見たら、美しい肉体じゃないですか!
彩月 AVデビューしてから、「いいボディだね」って、あらためて言われたんです。
── あらためなくてもナイスバディですよ。
彩月 だから、自分でやっと気が付いたくらいです。
── AVデビューしてよかったですね!
彩月 本当にそう思います。
── インタビューをしていて、いいなと思う瞬間がこれでして、AVって世間的にいろいろ言われるじゃないですか。でも、こうして女優さんが自分のコンプレックスを克服して、肯定的になるからいいものですよ。コンプレックスとは言え、水着になった時は男子がざわつきませんでしたか?
彩月 逆におっぱいを見られるのは恥ずかしかったんです。特にバレーボールのユニフォームはピチッとしているから、男子がなにか言っているのが聞こえるんです。
── モテる人のツラさもあるんですね。要するに18歳までは肉体がコンプレックスだったから、恋愛は奥手だったんですね。
彩月 ただ、コロナ禍の間は少し積極的になりました(笑)。
インタビュー後編は明日公開!
(インタビュー・構成:神楽坂文人 インタビュー協力:ソフト・オン・デマンド Bstar)